英霊の他、多賀大社からの勧請と山鼻神社を合祀した「桜の杜の聖域」
[住所]北海道札幌市中央区南15条西5-1-1
[電話]011-511-5421

札幌護国神社(さっぽろごこくじんじゃ)は、北海道札幌市中央区にある神社。近代社格では内務大臣指定護国神社、現在は全國護國神社會の一社。参拝すれば、御朱印を頂ける。桜の名所としても知られ、「桜の杜の聖域」などとも呼ばれる。

明治12年(1879年)に、西南戦争で戦没した屯田兵の霊を祀るために建立され、札幌忠魂社と称された。以後各戦争における戦死者の霊を合祀してきた。

明治44年(1911年)2月に中島公園に遷座、大正11年(1922年)7月1日に札幌招魂社と改称。昭和8年(1933年)、現在地に社殿建立。昭和14年(1939年)4月1日、現社号に改称し、内務大臣指定護国神社となる。

昭和21年(1946年)12月12日、札幌彰徳神社と改称、日本の独立承認後、復称。昭和24年(1949年)9月に多賀大社の御祭神を勧請し、次いで昭和46年(1971年)9月に山鼻地区の鎮守であった山鼻神社の御祭神を合祀する。

昭和43年(1968年)、火災により社殿が焼失するが、昭和45年(1970年)に再建される。昭和47年(1972年)2月3日、昭和天皇・香淳皇后が親拝。

同社は創建当初からの御祭神を祀る本殿と、多賀大社より勧請した神々および旧・山鼻神社の御祭神を祀る多賀殿(多賀神社)から構成される。

御祭神は本殿が、北海道開拓祭神、各戦役戦没祭神、公共殉職祭神、其他特殊祭神。本殿の御祭神数は、平成27年(2015年)現在で2万5547柱。

多賀殿は、伊邪那岐大神伊邪那美大神で、相殿奉斎(旧・山鼻神社祭神)として、天照大御神大山祗大神天満宮大神、耳早立雄大神を祀る。

境内の一角には「彰徳苑」があり、屯田兵招魂碑、忠魂碑、尼港殉難碑、ノモンハン英魂之碑、アッツ島玉砕 雄魂之碑、メレヨン島戦没者慰霊碑などがある。

例祭は7月6日。その前日の5日が合祀祭、翌日の6日が後日祭。彰徳苑祭が6月第1土曜日に斎行される。

【ご利益】
国家の守護神、世界平和、縁結び、夫婦和合など
札幌護国神社 - 英霊の他、多賀大社からの勧請と山鼻神社を合祀した「桜の杜の聖域」
【関連記事】
全國護國神社會とは - 全国護国神社会、靖国神社が紐帯、巡拝や御朱印収集巡りも人気
内務大臣指定護国神社 - 近代社格の一つ、一県一社の護国神社、全國護國神社會の前身
北海道の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、北海道に鎮座している神社の一覧
札幌護国神社の御朱印