香川県高松市でまた双方中円墳、3例目、全国で4例しかない特徴的な形 - 現地説明会
香川県高松市の石清尾山(232メートル)周辺の古墳群にある「稲荷山北端1号墳」について、高松市文化財課は双方中円墳だと確認し、2015年11月13日、発表しました。同形の古墳が確認されたのは、国内4例目。石清尾山周辺だけで3例目。11月21日に現地説明会が開催されます。読売新聞が報じています

2014年10月、市は「前方後円墳の可能性が高い」と発表していましたが、今回新たに方墳の一部と見られる石積みが見つかったため修正しました。

双方中円墳は、中央部の円墳に紐づくように、左右に方墳系の長細い形が付いている古墳で、極めて珍しいもの。それが、高松市周辺に集中して発見されています。

稲荷山北端1号墳は古墳時代前期(3-4世紀)のものと見られますが、讃岐、古代からやはり特徴的だったようです。

11月21日の一般向けの現地見学会は、JR栗林公園北口駅前から午前9、10、11時の3回出発。1回の定員は約80人で、同8時45分から整理券が配られます。参加無料で、お問い合わせは市埋蔵文化財センター、電話:087-823-2714まで。ウェブではこちらから。