明治天皇に殉じて自刃した乃木将軍と夫人を祀る文武両道・夫婦和合
[住所]東京都港区赤坂8-11-27
[電話]03-3478-3001
乃木神社(のぎじんじゃ)は、東京都港区赤坂にある神社。近代社格では府社、現在は神社本庁の別表神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。
乃木希典将軍と乃木静子夫人を祀る乃木神社の一つ。乃木夫妻が明治天皇大葬の日、大正元年(1912年)9月13日に明治天皇に殉じて自刃した邸宅の隣地に鎮座する。
乃木希典(のぎ まれすけ)は、嘉永2年11月11日(1849年12月25日)生まれ、日本の武士(長府藩士)、軍人、教育者。
日露戦争における旅順攻囲戦の指揮を主として、それ以前までの幕末明治期の様々な戦いに従軍して活躍した。
階級は陸軍大将。栄典は贈正二位・勲一等・功一級・伯爵。第10代学習院院長に任じられ、迪宮裕仁親王(昭和天皇)の教育係も務めた。
大正元年(1912年)9月13日、崩御した明治天皇の後を慕って妻・静子とともに殉死した。「乃木大将」や「乃木将軍」と呼ばれることも多く、「乃木坂」などの地名の由来にもなった。
大正2年(1913年)、東京市長だった阪谷芳郎が中心となって、乃木希典を敬慕する人々による中央乃木会が設立された。
大正8年(1919年)、当社の創建を申請・許可され、大正12年(1923年)11月1日に鎮座祭が行われた。設計は大江新太郎が手掛けた。
昭和20年(1945年)5月の東京大空襲で焼失したが、新太郎の息子・大江宏の設計で昭和37年(1962円)に復興した。
昭和58年(1983年)には宏の長男・大江新と三男・昭によるコンクリート造の宝物殿が建てられ、焼け残った新太郎設計の手水舎と合わせて親子三代に渡る建築家の作品が一堂に会した。
例祭は命日の9月13日。墓前祭、吟剣詩武道奉納。乃木が初参りに参詣した櫻田神社から乃木が着用した産着が譲渡され、社宝となっている。
境内社には乃木が師事した玉木文之進と、その甥の吉田松陰を祀る正松神社、乃木夫妻が崇敬していた王子稲荷神社を勧請した赤坂王子稲荷神社がある。
また、乃木會館では婚礼・宴会などが行われ、その隣には、レストラン・メゾンブランシュも併設されている。
北海道函館市乃木町に分社がある。大正5年(1916年)に独立の函館乃木神社として創建され、昭和39年(1964年)に東京の乃木神社に寄進されて函館分社となった。
日清戦争後に乃木が閑居した栃木県那須塩原市の別邸の敷地内、京都市伏見区の明治天皇陵の麓、乃木の郷里である山口県下関市、初代師団長を務めた師団の駐屯地である香川県善通寺市にも乃木神社がある。
栃木県内に同じ読みの野木神社があるが、全く別の神社。ただし、乃木は自身の姓と読みの同じ野木神社を特別な神社だと考え、数回参拝したほか奉納も行っている。
なお、同時期に海軍で活躍し、「陸の乃木、海の東郷」と並び称される東郷平八郎海軍元帥は、渋谷区の東郷神社(渋谷区)などで祀られている。
【ご利益】
文武両道の神、夫婦和合の神(公式HP)
【関連記事】
・乃木神社 - 日露戦争の旅順戦指揮、明治天皇に殉じた陸軍大将乃木希典を祀る各地の神社
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乃木神社(のぎじんじゃ)は、東京都港区赤坂にある神社。近代社格では府社、現在は神社本庁の別表神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。
乃木希典将軍と乃木静子夫人を祀る乃木神社の一つ。乃木夫妻が明治天皇大葬の日、大正元年(1912年)9月13日に明治天皇に殉じて自刃した邸宅の隣地に鎮座する。
乃木希典(のぎ まれすけ)は、嘉永2年11月11日(1849年12月25日)生まれ、日本の武士(長府藩士)、軍人、教育者。
日露戦争における旅順攻囲戦の指揮を主として、それ以前までの幕末明治期の様々な戦いに従軍して活躍した。
階級は陸軍大将。栄典は贈正二位・勲一等・功一級・伯爵。第10代学習院院長に任じられ、迪宮裕仁親王(昭和天皇)の教育係も務めた。
大正元年(1912年)9月13日、崩御した明治天皇の後を慕って妻・静子とともに殉死した。「乃木大将」や「乃木将軍」と呼ばれることも多く、「乃木坂」などの地名の由来にもなった。
大正2年(1913年)、東京市長だった阪谷芳郎が中心となって、乃木希典を敬慕する人々による中央乃木会が設立された。
大正8年(1919年)、当社の創建を申請・許可され、大正12年(1923年)11月1日に鎮座祭が行われた。設計は大江新太郎が手掛けた。
昭和20年(1945年)5月の東京大空襲で焼失したが、新太郎の息子・大江宏の設計で昭和37年(1962円)に復興した。
昭和58年(1983年)には宏の長男・大江新と三男・昭によるコンクリート造の宝物殿が建てられ、焼け残った新太郎設計の手水舎と合わせて親子三代に渡る建築家の作品が一堂に会した。
例祭は命日の9月13日。墓前祭、吟剣詩武道奉納。乃木が初参りに参詣した櫻田神社から乃木が着用した産着が譲渡され、社宝となっている。
境内社には乃木が師事した玉木文之進と、その甥の吉田松陰を祀る正松神社、乃木夫妻が崇敬していた王子稲荷神社を勧請した赤坂王子稲荷神社がある。
また、乃木會館では婚礼・宴会などが行われ、その隣には、レストラン・メゾンブランシュも併設されている。
北海道函館市乃木町に分社がある。大正5年(1916年)に独立の函館乃木神社として創建され、昭和39年(1964年)に東京の乃木神社に寄進されて函館分社となった。
日清戦争後に乃木が閑居した栃木県那須塩原市の別邸の敷地内、京都市伏見区の明治天皇陵の麓、乃木の郷里である山口県下関市、初代師団長を務めた師団の駐屯地である香川県善通寺市にも乃木神社がある。
栃木県内に同じ読みの野木神社があるが、全く別の神社。ただし、乃木は自身の姓と読みの同じ野木神社を特別な神社だと考え、数回参拝したほか奉納も行っている。
なお、同時期に海軍で活躍し、「陸の乃木、海の東郷」と並び称される東郷平八郎海軍元帥は、渋谷区の東郷神社(渋谷区)などで祀られている。
【ご利益】
文武両道の神、夫婦和合の神(公式HP)
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