商売繁盛の神様「えべっさん」、毎年3000人の中から選ばれる「福むすめ」
[住所]大阪府大阪市浪速区恵美須西1-6-10
[電話]06-6643-0150

今宮戎神社(いまみやえびすじんじゃ)は、大阪府大阪市浪速区恵美須西にある神社。近代社格では郷社、現在は神社本庁の別表神社。参拝すれば、「えびす大神」などとある御朱印を頂ける。

商売繁盛の神様「えべっさん」として知られ、毎年1月9日から11日にかけて十日戎(とおかえびす、十日えびす。例祭)が開催される。

公募で、応募者は毎年3000人を超えるとされる福娘(福むすめ。40人+留学生5人)も華やかで、毎年話題となる。「えびす娘」も別途25人選出される。

福笹でも有名。十日戎の参拝者は有償で吉兆を自由に選べ、福娘による飾りつけを授与される。また、金色をした人工の笹に最初から御札・吉兆などがついた金笹と称される授与品がある。

兵庫県西宮市の西宮神社、京都府京都市東山区の京都ゑびす神社とともに、日本三大ゑびすと呼ばれることもある。

聖徳太子の四天王寺建立の際に西方の守護神として建てられたと伝えられている。

豊臣秀頼が片桐且元を普請奉行として、社殿の造営を行った。同時に18石の社領を寄進し、禁制札を下賜する。

江戸期に十日戎の祭事が始まる。元禄年間(1688年-1704年)には現在と同じ形の祭礼が行われるようになる。

昭和38年(1963年)、初詣の賽銭に1万円札があったことから、高度成長の象徴として話題を集めた。

北方に当社と同じ旧今宮村、現在の大阪市浪速区日本橋西に鎮座し、撞賢木厳之御魂天疎向津媛命を祀る廣田神社があり、関係が深い。

ちなみに、兵庫県西宮市の廣田神社と、その南宮と呼ばれたともされる西宮神社も同じような位置関係にある。

御祭神は天照皇大神事代主神素盞嗚命月読尊稚日女尊の五柱。

このうち事代主神がえびすとして特に信仰を集めた。近世以降は商売繁盛の神として、現在でも篤く信仰される。京都の八坂神社、境内社の蛭子社(北向蛭子)との関係が深い。

素戔嗚尊奉祀神社「全国清々会」にも加盟している。摂社に大国社(大国主命五男三女八柱神)、末社に稲荷社(宇賀御魂神)がある。

【ご利益】
商売繁盛、方除け、厄除け
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今宮戎神社の御朱印