「若松のおえべっさん」正月の十日ゑびす祭や、最近は蚤の市も賑わう
[住所]福岡県北九州市若松区浜町1-2-37
[電話]093-771-1156

若松恵比須神社(わかまつえびすじんじゃ)は、福岡県北九州市若松区浜町にある神社。通称「若松のおえべっさん」。近代社格では村社、現在は神社本庁の別表神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

事代主神大山咋神大国主神を主祭神とし、須佐之男命天照皇大御神武内宿禰命を配祀する。

社伝『恵比須神社縁起』によれば、第14代仲哀天皇と神功皇后が熊襲征伐のため洞海から岡津へ船で移動する時、岡県主熊鰐が、「天皇様は外海をお進み下さい、皇后様は波静かな内海をお進み下さい」と奏上したことを受け、皇后の船が内海の洞海湾を進んだ。

その際、急に船が動かなくなったので武内宿禰が海底を調べさせたところ、光り輝く玉の石があがったという。この石こそ海神が皇后の聖旅を守るみしるしの霊石であるとして、畏み勅命を奉じて、祀った祠が当社の始まり。

その後、再びこの地を訪れた武内宿禰が祠脇の聖地に小松を手植えして「海原の滄溟たる松の青々たるわが心も若し」と歓びの歌を詠み、これが「若松」の地名の起こりであるといわれている。

他に、村上天皇(在位:946年-967年)の時代に蛭子大神宮が創建されたという伝承もある。

例祭は12月2日-4日。「おえべっさん」として若松の人々に親しまれている秋の大祭。4月2日-4日が春季大祭。1月9日-11日に十日ゑびす祭(十日恵比寿、若松えびす祭。十日戎)が行われる。

毎月第3土曜日に蚤の市が開催される。

【ご利益】
厄祓(八方除け含む)、除災招福、商売繁昌、安産など(公式HP
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若松恵比須神社の御朱印