鎌倉期の創建、江戸期には黒田家の祈願所、戸畑祇園大山笠で知られる
[住所]福岡県北九州市戸畑区浅生2-2-2
[電話]093-871-3577

飛幡八幡宮(とびはたはちまんぐう)は、福岡県北九州市戸畑区浅生にある神社。近代社格では県社、現在は神社本庁の別表神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

御祭神は八幡神として、神功皇后応神天皇、その他に比売大神・須佐之男命・道祖神を祀る。

建久年間(1190年-1199年)、筑前の宇都宮氏(麻生氏)の祖である宇都宮重業が、出身地の宇都宮から氏神の八幡神を勧請し、花尾城の鬼門にあたる枝光村宮田山に祀ったのに始まる。

その後、天正7年(1579年)に戸畑村鳥旗(現 戸畑区明治町5)に社殿を造営し遷座。戸畑・中原両村の産土神となった。江戸時代には藩主黒田家の祈願所とされた。

享和2年(1802年)、戸畑村内に疫病が蔓延し、当宮の須佐之男命に平癒を祈願した所終息した。現在、国の重要無形民俗文化財に指定されている戸畑祇園大山笠は、翌享和3年(1803年)にその感謝のために始められたもの。

大正9年(1920年)に現在地の浅生に遷座。昭和6年(1931年)に県社に列した。平成7年(1995年)、それまでの「戸畑八幡神社」から現社号に変更した。

例祭は10月14日。7月第4週金・土・日に戸畑祇園大山笠が行われる。当宮および区内の菅原神社・中原八幡宮の祭り。伊勢の神宮(伊勢神宮)や出雲大社の遷宮、10年に1度の宇佐神宮の勅祭などでも奉納されることで知られている。

【ご利益】
病魔退散、病気平癒、厄除け、厄祓いなど
飛幡八幡宮 - 鎌倉期の創建、江戸期には黒田家の祈願所、戸畑祇園大山笠で知られる
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飛幡八幡宮の御朱印