江戸期に神が宿る神社の森として崇敬された東京の七つの「森」と神社
江戸七森とは? - 江戸期に神が宿る神社の森として崇敬された東京の七つの「森」と神社
江戸七森(えどななもり/えどしちもり)とは、江戸、現在の東京に鎮座する、江戸期に神が宿る神社の森として崇敬された七つの森と神社の総称である。江戸三森の他、四つの森と神社となる。

「江戸の森」として崇敬されたものとして、江戸三森と当江戸七森の他、重複などもありながら、江戸八森道灌七稲荷などがある。それらに含まれないものも入れて、全部合わせて江戸廿一森と呼ばれる。

今ではいずれも東京のど真ん中。すでに「森」と呼べる状況ではなくなっているものが多数を占めるが、その分布を見るだけでも、往時の江戸の信仰の状況の一端を把握できる。

烏森 烏森神社

烏森神社 - 将門の乱を鎮めた藤原秀郷が神恩感謝で創建、明暦の大火乗り越え江戸期に興隆
[説明]明暦の大火乗り越え江戸期に興隆
[社格]三森 - 八森 - 廿一森 - 道灌七稲荷 - 江戸将門
[住所]港区新橋2-15-5
[電話]03-3591-7865

椙森 椙森神社

椙森神社 - 太田道灌が伏見稲荷を、吉川惟足が恵比寿を勧請、3年に一度の大神輿渡御
[説明]3年に一度の大神輿渡御が有名
[社格]三森 - 八森 - 廿一森 - 道灌七稲荷 - 日本橋七福神
[住所]中央区日本橋堀留町1丁目10-2
[電話]03-3661-5462

柳森 柳森神社

柳森神社 - 太田道灌の江戸築城で鬼門除けとして勧請創建、境内社“御狸様”の信仰篤い
[説明]五代将軍母ゆかり“御狸様”の信仰
[社格]三森 - 八森 - 廿一森 - 道灌七稲荷
[住所]千代田区神田須田町2-25-1
[電話]03-3251-6422

吾嬬森 吾嬬神社

吾嬬神社 - ヤマトタケルとオトタチバナの物語が今に残る、海上守護・墨田の「吾嬬の森」
[説明]日本武尊と弟橘姫の伝説と御神木
[社格]廿一森 - 道灌七稲荷
[住所]墨田区立花1-1-15
[電話]03-3612-4464

初音森 初音森神社摂社

初音森神社摂社 - 江戸を代表する神社の森・初音森、墨田区千歳に遷座した本社の元宮
[説明]墨田区千歳に遷座した本社の元宮
[社格]八森 - 廿一森
[住所]中央区東日本橋2-27-9 初音森ビル内
[電話]03-3863-1308

竹森 竹森神社

竹森神社(東京都) - 日本橋小伝馬町、竹職人の町の竹藪に囲まれた社、江戸七森の一つ
[説明]竹職人の町の竹藪に囲まれた社
[社格]廿一森
[住所]中央区日本橋小伝馬町19-4
[電話]-

笹森 真島稲荷神社

真島稲荷神社 - 谷中を散策する人でもなかなか気づかない小祠、江戸期の七森の一つ笹森
[説明]谷中散策者でも気づかない小祠
[社格]廿一森
[住所]台東区谷中2-1-5
[電話]-

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