秀郷が将門の乱平定で勝矢を奉納、現在はスポーツの神
[住所]東京都江東区亀戸3-57-22
[電話]03-3684-2813
香取神社(かとりじんじゃ)は、東京都江東区亀戸にある神社。地名を取って、亀戸香取神社とも。亀戸七福神の大国神・恵比寿神。参拝すれば、御朱印を頂ける。
御祭神は経津主命。右に健御雷神、左に大杉大明神を合祀している。
昔亀戸は小さな島からなり、島の形が亀に似ているところから亀島、亀津島とも呼ばれていた。天智天皇4年(665年)乙丑大職冠藤原鎌足が東国下向の際に勧請し、太刀一腰を納めたとされる。
天慶年間(938年-947年)、藤原秀郷が平将門の追討に際して参籠して弓矢を納めた。実際の創祀と考えられる。平定後、秀郷は神恩感謝の奉賓として弓矢を奉納、勝矢と命名した。平将門ゆかり。
建武年間(1334年-1338年)に香取伊賀守矢作連正基が始めてこの社に奉仕し、初代神主となった。応安4年(1371年)に社殿修造。大永3年(1523年)に再興。
往時は葛飾神社香取太神宮とも称えられた。
江戸期、寛永3年(1626年)に本殿改築。享保年間(1716年-1736年)、当社に常州阿波郡大杉明神が飛来したといい、そのころ参拝客でごった返したと伝わる。
文政年間(1818年-1830年)に拝殿を造営。昭和20年(1945年)の戦災で本殿が炎上し、昭和23年(1948年)再建、昭和63年(1988年)、現社殿を建立したという。
鎌足は平安時代に栄華を極めた藤原氏の始祖。藤原氏は氏神として春日大社を奈良に創建し、鹿島・香取なども祀る。そのため、当社と、鎌足と香取を結びつける伝承が生まれたとも考えられる。
なお、香取神社は南葛飾郡に広く分布しており、下総の香取神宮の社領がこの地域に存在していたためだと考えられている。
例祭は8月4日-10日の日曜日。本社神輿渡御(神幸大祭)は4年に1度(夏季オリンピック開催年)、各町神輿連合渡御はその間の年に行われる。
5月5日の勝矢祭は、秀郷以来の祭典で、武者行列などが繰り広げられる。
11月から12月にかけて、鎮魂祭(みたましずめのまつり)、別名で星祭(ほしまつり) が行われる。鎮魂祭を行う神社としては、石上神宮(奈良県天理市)、彌彦神社(新潟県弥彦村)、物部神社(島根県太田市)が有名ではあるが、当社のものは都内唯一。
境内社に、水神社、三峰神社、熊野神社、稲足神社、天祖神社がある。稲足神社は昭和63年(1988年)、あきる野市に遷座した。
また、当社の兼務神社には、亀出神社(江東区大島3-31-15)、亀戸水神宮(江東区亀戸4-11-21)がある。
【ご利益】
スポーツ振興の神、必勝・合格祈願など(公式HP)
【関連記事】
・江戸の平将門魔方陣 - 将門封じ? 東京ど真ん中に大規模な北斗七星と調伏の構えが現存
・東京都の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、東京都に鎮座している神社の一覧
[電話]03-3684-2813
香取神社(かとりじんじゃ)は、東京都江東区亀戸にある神社。地名を取って、亀戸香取神社とも。亀戸七福神の大国神・恵比寿神。参拝すれば、御朱印を頂ける。
御祭神は経津主命。右に健御雷神、左に大杉大明神を合祀している。
昔亀戸は小さな島からなり、島の形が亀に似ているところから亀島、亀津島とも呼ばれていた。天智天皇4年(665年)乙丑大職冠藤原鎌足が東国下向の際に勧請し、太刀一腰を納めたとされる。
天慶年間(938年-947年)、藤原秀郷が平将門の追討に際して参籠して弓矢を納めた。実際の創祀と考えられる。平定後、秀郷は神恩感謝の奉賓として弓矢を奉納、勝矢と命名した。平将門ゆかり。
建武年間(1334年-1338年)に香取伊賀守矢作連正基が始めてこの社に奉仕し、初代神主となった。応安4年(1371年)に社殿修造。大永3年(1523年)に再興。
往時は葛飾神社香取太神宮とも称えられた。
江戸期、寛永3年(1626年)に本殿改築。享保年間(1716年-1736年)、当社に常州阿波郡大杉明神が飛来したといい、そのころ参拝客でごった返したと伝わる。
文政年間(1818年-1830年)に拝殿を造営。昭和20年(1945年)の戦災で本殿が炎上し、昭和23年(1948年)再建、昭和63年(1988年)、現社殿を建立したという。
鎌足は平安時代に栄華を極めた藤原氏の始祖。藤原氏は氏神として春日大社を奈良に創建し、鹿島・香取なども祀る。そのため、当社と、鎌足と香取を結びつける伝承が生まれたとも考えられる。
なお、香取神社は南葛飾郡に広く分布しており、下総の香取神宮の社領がこの地域に存在していたためだと考えられている。
例祭は8月4日-10日の日曜日。本社神輿渡御(神幸大祭)は4年に1度(夏季オリンピック開催年)、各町神輿連合渡御はその間の年に行われる。
5月5日の勝矢祭は、秀郷以来の祭典で、武者行列などが繰り広げられる。
11月から12月にかけて、鎮魂祭(みたましずめのまつり)、別名で星祭(ほしまつり) が行われる。鎮魂祭を行う神社としては、石上神宮(奈良県天理市)、彌彦神社(新潟県弥彦村)、物部神社(島根県太田市)が有名ではあるが、当社のものは都内唯一。
境内社に、水神社、三峰神社、熊野神社、稲足神社、天祖神社がある。稲足神社は昭和63年(1988年)、あきる野市に遷座した。
また、当社の兼務神社には、亀出神社(江東区大島3-31-15)、亀戸水神宮(江東区亀戸4-11-21)がある。
【ご利益】
スポーツ振興の神、必勝・合格祈願など(公式HP)
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