武門の神、名古屋三大祭の若宮祭で知られる名古屋総鎮守
[住所]愛知県名古屋市中区栄3-35-30
[電話]052-241-0810
若宮八幡社(わかみやはちまんしゃ)は、愛知県名古屋市中区栄にある神社。近代社格では県社、現在は神社本庁の別表神社。名古屋総鎮守とされる。参拝すれば、御朱印を頂ける。
名古屋市街を東西に貫く100メートル道路である「若宮大通」の名は、当社から採っている。「若宮八幡宮」とも呼ばれる。御祭神は仁徳天皇、応神天皇、武内宿禰命。
天武天皇朝の創祀とも、大宝年間(701年-704年)に現在の名古屋城三の丸の地に創建されたとも伝わり、延喜年間(901年-923年)に再興されたという。
その関係からだろうか、一部に当社を『延喜式神名帳』にある「孫若御子神社(尾張国・愛智郡)」という式内社(名神大社)に比定する見方がある。
ただし、式内社「孫若御子神社」は通常、熱田神宮の境内社である孫若御子神社を指す。
かつては天王社(現 那古野神社)と隣接していたが、天文元年(1532年)の合戦で社殿を焼失した。
天文8年(1540年)に織田信秀により再建され、慶長15年(1610年)の名古屋城築城の際に現在地に遷座した。
それより前、豊臣秀吉より200石を寄進され、江戸時代は尾張徳川家の氏神とされ、武神の神・外敵防護・領内鎮護の神として崇敬された。
元禄2年(1689年)には尾張藩藩主徳川光友より社領100石が寄せられるとともに社僧が廃され、社殿の造営がなされた。
明治10年(1877年)3月14日、県社に昇格し、昭和20年(1945年)3月19日の空襲により社殿などが焼失。戦後、昭和32年(1957年)に復旧造営。昭和46年(1971年)7月1日に別表神社に列した。
江戸時代、例祭である若宮祭は名古屋東照宮の東照宮祭、天王社(那古野神社)の天王祭とならんで名古屋三大祭とされ、特に天王祭とは同日であったことから、祇園祭と総称された。現在は別の日。
ただし、名古屋三大祭とする場合、洲崎神社の天王祭を指すとも。
山車七両が神輿とともに名古屋城三の丸の天王社との間を往復し、名古屋城下の目抜き通りであった現在の本町通を練り歩いた。
現在の若宮まつりは、5月16日に行われ、今も残る山車一両(福禄寿車)と神輿が、那古野神社との間を往復する。福禄寿車は名古屋市指定有形民俗文化財。
摂末社に、若宮恵美須神社、連理稲荷社、連理稲荷社奥之院、熊野社・日吉社・香良洲社・天神社・秋葉社合殿、神御衣神社、宮産住吉神社、龍神社がある。
境内には針塚があり、神御衣神社祭として、2月8日には針供養まつりが斎行される。
【ご利益】
武運長久、身体壮健、家内安全、厄祓い(公式HP)

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[電話]052-241-0810
若宮八幡社(わかみやはちまんしゃ)は、愛知県名古屋市中区栄にある神社。近代社格では県社、現在は神社本庁の別表神社。名古屋総鎮守とされる。参拝すれば、御朱印を頂ける。
名古屋市街を東西に貫く100メートル道路である「若宮大通」の名は、当社から採っている。「若宮八幡宮」とも呼ばれる。御祭神は仁徳天皇、応神天皇、武内宿禰命。
天武天皇朝の創祀とも、大宝年間(701年-704年)に現在の名古屋城三の丸の地に創建されたとも伝わり、延喜年間(901年-923年)に再興されたという。
その関係からだろうか、一部に当社を『延喜式神名帳』にある「孫若御子神社(尾張国・愛智郡)」という式内社(名神大社)に比定する見方がある。
ただし、式内社「孫若御子神社」は通常、熱田神宮の境内社である孫若御子神社を指す。
かつては天王社(現 那古野神社)と隣接していたが、天文元年(1532年)の合戦で社殿を焼失した。
天文8年(1540年)に織田信秀により再建され、慶長15年(1610年)の名古屋城築城の際に現在地に遷座した。
それより前、豊臣秀吉より200石を寄進され、江戸時代は尾張徳川家の氏神とされ、武神の神・外敵防護・領内鎮護の神として崇敬された。
元禄2年(1689年)には尾張藩藩主徳川光友より社領100石が寄せられるとともに社僧が廃され、社殿の造営がなされた。
明治10年(1877年)3月14日、県社に昇格し、昭和20年(1945年)3月19日の空襲により社殿などが焼失。戦後、昭和32年(1957年)に復旧造営。昭和46年(1971年)7月1日に別表神社に列した。
江戸時代、例祭である若宮祭は名古屋東照宮の東照宮祭、天王社(那古野神社)の天王祭とならんで名古屋三大祭とされ、特に天王祭とは同日であったことから、祇園祭と総称された。現在は別の日。
ただし、名古屋三大祭とする場合、洲崎神社の天王祭を指すとも。
山車七両が神輿とともに名古屋城三の丸の天王社との間を往復し、名古屋城下の目抜き通りであった現在の本町通を練り歩いた。
現在の若宮まつりは、5月16日に行われ、今も残る山車一両(福禄寿車)と神輿が、那古野神社との間を往復する。福禄寿車は名古屋市指定有形民俗文化財。
摂末社に、若宮恵美須神社、連理稲荷社、連理稲荷社奥之院、熊野社・日吉社・香良洲社・天神社・秋葉社合殿、神御衣神社、宮産住吉神社、龍神社がある。
境内には針塚があり、神御衣神社祭として、2月8日には針供養まつりが斎行される。
【ご利益】
武運長久、身体壮健、家内安全、厄祓い(公式HP)

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