北海道・樺太関係の国事殉難者約6万3000柱を祀る、境内社に北鎮安全神社
[住所]北海道旭川市花咲町1-2282-2
[電話]0166-51-9191

北海道護国神社(ほっかいどうごこくじんじゃ、北海道護國神社)は、北海道旭川市花咲町にある神社。近代社格では内務大臣指定護国神社、現在は神社本庁の別表神社全國護國神社會の一社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

御祭神は、明治戊辰の役より太平洋戦争に至る北海道、樺太関係の国事殉難者、約6万3000柱。

第7師団長大迫尚敏陸軍中将(後、陸軍大将)を祭主として明治35年(1902年)5月5日・6日の両日第一回招魂祭を執り行ったのが始まりで、後にこの年を創祀の年と定める。

その後、明治43年(1910年)6月、第7師団長上原勇作中将(後、元帥陸軍大将)と北海道庁長官河島醇の連名によって招魂社建設願を提出、ただちに許可、建設となった。

明治45年(1912年)5月に建設工事が終る。同年6月4日に落成式を挙行し、翌5日・6日の両日に例大祭を執行する。

大正5年(1916年)9月16日、それまで第7師団管理招魂社であったものを北海道招魂場と改める。昭和9年(1934年)6月1日に杉原美代太郎中将と北海道庁長官佐上信一他68名の連名にで北海道招魂社創立を内務省に願い出る。

昭和10年(1935年)4月26日、内務大臣より許可が下り社号を変え、同年6月4日に北海道招魂社工事竣工奉告祭および鎮座祭を執り行う。

同年9月5日に北海道招魂社創立届を北海道庁長官へ提出する。昭和14年(1939年)4月1日内務省令により指定護国神社とされ、現社号に改称する。

昭和19年(1944年)5月5日に樺太護國神社が創建されるのに伴い、合祀者範囲を変更。終戦後に合祀した。

戦後、GHQの目を逸らすため昭和21年(1946年)10月11日に社号を単に北海道神社とする。講和条約締結後の昭和26年(1951年)に旧名に復した。

昭和43年(1968年)6月14日には昭和天皇・皇后が親拝した。同年12月29日には、それまで北鎮神社として別にあったものを北鎮安全神社(御祭神:北鎮大神・雷電大神・愛宕大神・猿田彦大神)として当社境内に遷座した。

北鎮安全神社は、鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)、香取神宮(千葉県佐原市)、愛宕神社(京都市嵯峨愛宕)、猿田彦神社(伊勢市宇治浦田町)、雷電神社(群馬県佐波郡境町)から勧請されたもの。

平成23年(2011年)、創祀110年を記念し、その事業として5ヵ年をかけて本殿以下屋根銅板の葺替工事を完工し、現在に至る。

例祭は、6月4日-6日で、4日が宵宮祭(合祀祭)、5日が慰霊大祭(第1日)、6日が慰霊大祭(第2日)。

【ご利益】
厄祓い、安産、交通安全(公式HP
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