福岡市街地の中心に広大な緑が残る、高さ13メートルのヒノキ製大鳥居
[住所]福岡県福岡市中央区六本松1-1-1
[電話]092-741-2555

福岡縣護國神社(ふくおかけんごこくじんじゃ福岡県護国神社)は、福岡県福岡市中央区六本松にある神社。近代社格では内務大臣指定護国神社、現在は神社本庁の別表神社全國護國神社會の一社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

明治維新から太平洋戦争までの国難に殉じた福岡県関係の護国の英霊約13万柱を祀る。

福岡市街地の中心に位置し、境内には隣接する大濠公園・舞鶴公園と共に、約4万6000ヘクタールもの緑が残る都心の緑地となっている。

日本屈指の大きさを誇る、木製の鳥居がある。高さ13メートル、柱の直径160センチのヒノキ製で、台湾から切り出され、博多港に陸揚げされた。巨木のため、当時の車での運搬は不可能だったため、学校児童の綱引きとコロ方式により運ばれた。

明治元年(1868年)11月、福岡藩主・黒田長知が、戊辰戦争に殉じた藩士を祀るため那珂郡堅粕村(妙見招魂社)と馬出村(馬出招魂社)に招魂社を創建したのに始まる。

明治39年(1906年)6月27日、馬出招魂社に妙見招魂社を合祀して妙見馬出招魂社とした。昭和13年(1938年)に福岡招魂社と改称し、昭和14年(1939年)、招魂社の制度改正により福岡護國神社に改称した。

これとは別に、県内には他に4つの護国神社があった。

・山川護國神社(三井郡山川村(現 久留米市)。明治元年、久留米藩知藩事有馬頼咸が創建)
・柳河護國神社(山門郡三橋村(現 柳川市)。明治元年、柳川藩主立花鑑寛が創建)
・八景山護國神社(京都郡祓郷村(現 みやこ町)八景山。明治元年、小倉藩主小笠原忠忱が創建)
・田川護國神社(田川郡伊田町(現 田川市)。明治2年、華族高千穂教育が創建)

昭和18年(1943年)4月、現在地の福岡城址南側の練兵場跡に遷座し、上記の四つの護国神社を統合して現社号に改称、内務大臣指定護国神社となった。

第二次世界大戦後は正中宮と称していた。日本の主権回復後の昭和32年(1957年)5月17日、元の社号に復した。

昭和49年(1974年)、皇太子同妃の当時、今上天皇皇后が参拝している。

平成23年12月には特攻勇士の像を建立した。

例祭は春季が5月3日・4日、秋季が10月第2月曜日とその前日。8月13日-16日にお盆みたままつりが行われる。

【ご利益】
安産、厄除け、家内安全、入試合格など(公式HP
福岡縣護國神社 - 福岡市街地の中心に広大な緑が残る、高さ13メートルのヒノキ製大鳥居
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