わら天神宮で知られる安産の神、京ブランド食品「うぶ餅」、神事・北山お弓祭
[住所]京都府京都市北区衣笠天神森町10
[電話]075-461-7676

敷地神社(しきちじんじゃ)は、京都府京都市北区衣笠天神森町にある神社。近代社格では村社。安産の神として有名で、わら天神、わら天神宮の通称で知られる。京都十六社朱印めぐり西大路七福社の一社で、参拝すれば、御朱印を頂ける。

木花開耶姫命を主祭神とし、天日鷲命・栲幡千千姫命を配祀する。元々当地には、北山の神として葛野郡衣笠村に降臨した天神地祇が祀られていた。

天長8年(831年)、この地に氷室が設けられ、その夫役として加賀国から移住した者が、崇敬していた加賀国二宮・菅生石部神社(敷地天神)の神を勧請し、北山の神の隣に祀って菅生石部神の母神の木花開耶姫命を御祭神に定めたという。

応永4年(1397年)、足利義満が北山殿(後の鹿苑寺(金閣寺))を造営するに当たり、参拝に不便になったことから、両社を合祀して現在地に遷座した。

安産御守として藁が授与されることから通称が有名となり、藁に節があれば男児、節がなければ女児が誕生すると言われている。

境内摂社に六勝稲荷神社があり、試験合格の神として信仰される。境内の南端に古来より清盛塚と称された前方後円墳があり、石棺が検出している。六勝稲荷神社の前には石棺検出時にどかした岩石が置かれている。

『捨遣集』十神歌の部に清原元輔が安和元年(968年)に、
生ひ繁れ平野の原のあや杉よ、濃き紫に立ちかさぬべく
と詠んだことに関連する、綾杉明神がある。

例祭は春季が4月第1日曜日、春季が10月26日。春季大祭には北山お弓祭(大弓奉的)の神事がある他、神輿、稚児などの渡御がある。秋季大祭では、大蔵流茂山千五郎社中による奉納狂言がある。

毎月9日、戌の日に境内に出店するうぶ餅茶屋も有名。「うぶ餅」は京都のブランドにふさわしい食品として「京ブランド食品」に認定されている。

平野神社
熊野神社衣笠分社大将軍八神社西院春日神社若一神社吉祥院天満宮とともに、西大路七福社の一社で、毎年1月-2月にご利益巡りが開催される。

【ご利益】
安産、子授、家内安全、災難厄除、開運必勝、心願成就(京都府神社庁
敷地神社 - わら天神宮で知られる安産の神、京ブランド食品「うぶ餅」、神事・北山お弓祭
【関連記事】
京都十六社朱印めぐり - 年頭の記念品が頂ける京都府京都市と周辺の16社巡礼イベント
西大路七福社ご利益めぐり - 毎年1-2月、京都市・西大路通沿いにある七社の御朱印巡り
京都府の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、京都府に鎮座している神社の一覧
敷地神社の御朱印