板倉勝重の次男の江戸屋敷守護神、津和野亀井家ゆかり
[住所]東京都中央区銀座3-14-15
[電話]-

宝珠稲荷神社(ほうじゅいなりじんじゃ、寳珠稲荷神社)は、東京都中央区銀座3丁目にある神社。現在は神社本庁に属さない単立神社。通常、御朱印の有無は不明だが、銀座八丁神社めぐりの一社となる場合があり、毎年11月初の期間中にはスタンプを頂けることがある。

慶長・元和の頃(1615年)、三河国深溝の領主である板倉内膳匠重昌の江戸屋敷内に、家内安全・火除の神として創祀された。御祭神は倉稲魂命

重昌は京都所司代及び江戸町奉行として有名な板倉勝重の次男として、天正13年(1588年)生まれ。武勇に富み敬神の念厚く、大阪冬の陣や島原の乱などに追討軍に参戦、島原の乱で戦死した。

その後、重昌の兄で、下総国関宿の城主である、周防守重宗の管理下にあったか。

下って宝暦年間(1751年-1764年)に岩見国津和野の城主亀井家に敷地などが譲渡された。亀井家からは、明治維新前後に活躍する亀井滋玄が出る。亀井家ゆかりの稲荷としては、津和野に太皷谷稲成神社がある。

大正7年(1918年)、岡山の岡崎家に売却される。しかし当社は敷地とともに地元木挽町3丁目の氏子に寄進される。

昭和25年(1950年)に地元氏子有志が相談の上で隣接地を買収、社殿と社務所を造営して今日に至る。

【ご利益】
家内安全・火除の神
宝珠稲荷神社(東京都中央区) - 板倉勝重の次男の江戸屋敷守護神、津和野亀井家ゆかり
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