西都原古墳群で2例目となる方墳を確認、1例目の女狭穂塚の陪塚と類似点、現地説明会も
宮崎県立西都原考古博物館(西都市)は2015年10月8日、「西都原101号墳」が、国の特別史跡・西都原古墳群で2例目となる方墳と確認されたと発表しました。10月10日に現地説明会が開かれます。詳しくはこちら(PDF)から。

読売新聞が報じたところによれば、今回発見された方墳は、墳形などから、陵墓参考地である男狭穂塚女狭穂塚の埋葬者と密接な関係があると言います。

101号墳は縦15.5メートル、横15メートル。墳丘は2段で、少なくとも5種類の埴輪や、祭祀に用いられたと見られる土器のかけらが複数発掘され、葺石も確認されています。墳形や出土品から5世紀前半(古墳時代中期)の築造とみられています。

101号墳は男狭穂塚と女狭穂塚とは約600メートル離れていますが、女狭穂塚のそばにある1例目の方墳の陪塚と墳形や出土品が似ているようです。

現地説明会ではこのあたりの詳細が聞けるのでしょうか。

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