手摩乳命を祀る、タケミナカタ諏訪入り前から鎮座する諏訪大社上社の末社
[住所]長野県諏訪市大字上諏訪茶臼山9556
[電話]0266-52-1007

手長神社(てながじんじゃ)は、長野県諏訪市にある神社。近代社格では県社、現在は神社本庁の別表神社諏訪大社上社の末社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

御祭神は手摩乳命(てなづちのみこと)。別名を「手長彦神」といい、諏訪大社の御祭神・建御名方神に随従する神。建御名方神が諏訪大社に祀られる以前からこの地で信仰されていた神という。

タケミナカタの父であるオオクニヌシ、その祖先であるスサノヲの妻・クシナダの母神。ヤマタノオロチの場面で登場する。オオヤマツミの子であり、兄で、夫であり、クシナダの父神である足摩乳命も同じ市内で足長神社に祀られている。

創建は不詳だが、境内の近くには旧石器時代・古墳時代の複合遺跡である手長丘遺跡が、境内上方には茶臼山古墳群があり、周辺には古代から人が住んでいた。古くは「手長宮」「手長大明神」と称された。

元は桑原郷の総鎮守で、足摩乳命とともに祀られていた。のちに鎌倉時代に桑原郷が上桑原と下桑原に分けられた時、下桑原に手摩乳命を祀る当社が作られ、上桑原の足長神社とともにそれぞれの鎮守となったとされる。

領主・武家や庶民からの崇敬が篤く、高島城の鬼門に位置することから諏訪藩家中の総鎮守とされた。

諏訪大社と同じように、御柱祭がある。八朔祭は夕祭が9月14日、例祭が9月15日、二の祭が9月16日。

諏訪大社の摂社である八剣神社を兼務している。

【ご利益】
子育て、家内安全、良縁
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手長神社の御朱印