「お神明さん」祓宮、全国で唯一の「あぶりもち神事」悪事災難厄除
[住所]石川県金沢市野町2-1-8
[電話]076-241-1613
神明宮(金沢市)(しんめいぐう)は、石川県金沢市野町にある神社。近代社格では県社。「お神明さん」の通称で親しまれる。金沢神明宮とも呼ばれるが、正式名称は「神明宮」。
御祭神は天照皇大神・豊受姫大神。金沢五社の一社で、日本七神明、あるいは三神明の一社。参拝すれば、御朱印を頂ける。
加賀の大社として、歴代藩主、庶民の信仰厚く、祓宮(はらいのみや)として知られ、春秋のあぶり餅祭は全国で唯一の特殊神事。また、当宮の左義長は金沢の左義長の元祖である。
悪事災難厄除にご利益がある社として古来より「祓宮」と言われ、特に春秋の例大祭は「お日待祭」「あぶりもち神事」と呼ばれ、300年以上続く悪事災難厄除の神事。
加賀藩二代藩主・前田利長が春秋両度の祭礼を厄除神事として奨励し、御祭神のご利益を広く民衆に広める手立てとして、祭ごとに供える餅を御幣形に串刺しにしたものを飾って「家守」とする一方で、聖火にあぶったものを食して身体の災厄を免れる信仰として自ら範を示したことが起源。
当宮の左義長は、藩政時、毎年正月の城内の諸門・藩主の居間などに掛けられた注連縄を当宮に持参し、寺社奉行立会いの下に焼かれた。
江戸時代初期の元和7年(1621年)頃には伊勢踊りが大流行し、人々は当宮と城の間を練り歩いたという、その賑わいは江戸の神田祭・浅草の三社祭に匹敵する、とまで言われた。
境内には樹齢約1000年と言われる金沢市指定保存樹第1号の大ケヤキがある。樹高33メートル、幹周7.83メートル、枝幅25メートル。「神明の大ケヤキ」と語り継がれ、地域住民から親しまれており、県内で最も大きなケヤキ。
昭和初期の詩人・中原中也の詩『サーカス』、「金沢の文豪」室生犀星、磯田道史著『武士の家計簿』も当宮とゆかりがある。
日本最古の社会福祉施設・陽風園の創設者である小野太三郎の白内障治癒の霊験により、当宮では「お百度参り」が盛んになった。
藩の強い意向により、江戸時代から、仏教色を廃し、神官が守護してきた金沢五社は、当社の他、宇多須神社、小坂神社、椿原天満宮、安江八幡宮であり、この五社全てを参ることを「五社参り」と言い、盛んに行われた。
日本七神明は当社の他、芝大神宮、朝日神明宮、日向大神宮、難波神明宮(露天神社の境内社)、仁科神明宮、出羽湯殿山神明宮(不詳)を言う。
【ご利益】
悪事災難厄除、家内安全、開運(公式HP)
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[電話]076-241-1613
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御祭神は天照皇大神・豊受姫大神。金沢五社の一社で、日本七神明、あるいは三神明の一社。参拝すれば、御朱印を頂ける。
加賀の大社として、歴代藩主、庶民の信仰厚く、祓宮(はらいのみや)として知られ、春秋のあぶり餅祭は全国で唯一の特殊神事。また、当宮の左義長は金沢の左義長の元祖である。
悪事災難厄除にご利益がある社として古来より「祓宮」と言われ、特に春秋の例大祭は「お日待祭」「あぶりもち神事」と呼ばれ、300年以上続く悪事災難厄除の神事。
加賀藩二代藩主・前田利長が春秋両度の祭礼を厄除神事として奨励し、御祭神のご利益を広く民衆に広める手立てとして、祭ごとに供える餅を御幣形に串刺しにしたものを飾って「家守」とする一方で、聖火にあぶったものを食して身体の災厄を免れる信仰として自ら範を示したことが起源。
当宮の左義長は、藩政時、毎年正月の城内の諸門・藩主の居間などに掛けられた注連縄を当宮に持参し、寺社奉行立会いの下に焼かれた。
江戸時代初期の元和7年(1621年)頃には伊勢踊りが大流行し、人々は当宮と城の間を練り歩いたという、その賑わいは江戸の神田祭・浅草の三社祭に匹敵する、とまで言われた。
境内には樹齢約1000年と言われる金沢市指定保存樹第1号の大ケヤキがある。樹高33メートル、幹周7.83メートル、枝幅25メートル。「神明の大ケヤキ」と語り継がれ、地域住民から親しまれており、県内で最も大きなケヤキ。
昭和初期の詩人・中原中也の詩『サーカス』、「金沢の文豪」室生犀星、磯田道史著『武士の家計簿』も当宮とゆかりがある。
日本最古の社会福祉施設・陽風園の創設者である小野太三郎の白内障治癒の霊験により、当宮では「お百度参り」が盛んになった。
藩の強い意向により、江戸時代から、仏教色を廃し、神官が守護してきた金沢五社は、当社の他、宇多須神社、小坂神社、椿原天満宮、安江八幡宮であり、この五社全てを参ることを「五社参り」と言い、盛んに行われた。
日本七神明は当社の他、芝大神宮、朝日神明宮、日向大神宮、難波神明宮(露天神社の境内社)、仁科神明宮、出羽湯殿山神明宮(不詳)を言う。
【ご利益】
悪事災難厄除、家内安全、開運(公式HP)
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