長崎唯一、最古の八幡神社は長崎五社の一社、長崎奉行寄進の石燈篭など
[住所]長崎県長崎市中川2-9-21
[電話]095-825-0685

中川八幡神社(なかがわはちまんぐう)は、長崎県長崎市中川にある神社。諏訪神社伊勢宮神社松森天満宮の長崎三社に、二社加えた長崎五社のうちの一社。もう一社は水神神社。御朱印の有無は不明。

御祭神は誉田別命息長足姫命武内宿禰命。誉田別命の御神徳は武運だが、息長足姫命は通常の安産などではなく、学問としているのが特徴的。武内宿禰命は家内安全、災難厄除。

正保3年(1647年)、幕府の命でキリシタンの弾圧のために長崎に滞在していた豊後府内領主・日根野吉明が風頭山の麓の晧台寺敷地に自国の柞原八幡宮を勧請した。

一説には鎮座地は聖福寺の敷地内とも。寛政元年(1789年)に現在地に遷座。歴代の奉行の尊信は厚く、長崎唯一、最古の八幡神社である。境内には、長崎奉行が寄進した石燈篭や当時の寺社奉行が寄進した御手水が現存している。

参道は、旧長崎街道に面しており、旧市街の玄関口に当たっていた。明治14年(1881年)に国道が新設されたことに伴い、大正11年(1922年)に石段と鳥居一基を新設、参拝口を国道に連結させた。

毎年9月15日が例祭で、秋の大祭が斎行され、子ども相撲大会や奉納おどりが催される。節分祭は2月3日。

境内社に正一位稲荷神社がある。商売繁盛の神として、文化7年(1810年)から当社に祀られている。昭和59年(1984年)7月の社殿改築の折、現神である白蛇と青蛇が生息していることが確認されたという。

【ご利益】
武運・学問、家内安全、災難厄除
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