左遷途上の道真が感銘を受け詠じた「小松の詩」に由来する天満宮
[住所]大阪府大阪市東淀川区小松4-15-38
[電話]06-6328-3875

松山神社(まつやまじんじゃ)は、大阪府大阪市東淀川区小松にある神社。主祭神は菅原道真公。相殿に天照皇大神、春日大神、住吉大神を祀る。当地は西行法師と江口の君との故事で有名。参拝すれば、御朱印を頂ける。

社伝によると、道真が延喜元年(901年)、大宰府に配流された時、淀川を下ってこの地に到着。生い茂る小松を見て感銘を受け、「小松の詩」を吟じ、直筆の御真像を里人に与えたので、後に神祠を建て、村を小松村と呼び、氏神として崇めたのが始まりという。

明和元年(1764年)の頃、境内拡張、社殿修築が行われ、正一位前大納言筆の「天満宮」の扁額を掲げたとあり、江戸時代には小松の天満宮と呼ばれていた。

明治4年(1871年)に松山神社と改称。明治42年(1909年)に大隅神社に合祀され廃社となる。昭和19年(1944年)、地元の復帰運動で旧地に戻り、四條畷神社の旧社殿を移築して祀る。

昭和52年(1977年)に神門・玉垣・回廊を新築。境内にある「神牛社」には大きな牛が祀られている。神牛があるのは天満宮であれば当たり前だが、社まであるのは珍しいか。

境内には180本近い梅が植樹されており、2月下旬から3月中旬までの間、梅まつりが開催される。2月下旬の梅花祭では、早乙女による献供行列も行われる。

阪急電鉄では、沿線の長岡天満宮(阪急長岡天神駅徒歩10分)、服部天神宮(阪急服部駅すぐ)、当社(阪急相川駅徒歩10分)とともに三天神めぐりを行っており、当社はいわゆ阪急三天神の一社。第一社で「携帯用朱印帳」、第二社で「合格鉛筆」、最後の神社で「合格祈願鉢巻」が授与される。

三社は合同で「梅乙女」の名称で、祭礼などに奉仕する巫女を募集している。

【ご利益】
開運、学問・学業成就、試験合格、旅行安全
松山神社(大阪市) - 左遷途上の道真が感銘を受け詠じた「小松の詩」に由来する天満宮
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松山神社(大阪市)の御朱印