綱庭と書かれ、綱場にある、かつては綱輪天神と呼ばれた神社
綱敷天満宮(福岡県福岡市博多区綱場町5-7)
[住所]福岡県福岡市博多区綱場町5-7
[電話]092-291-3308

綱敷天満宮(つなしきてんまんぐう)は、福岡県福岡市博多区綱場町にある神社。御祭神は菅原道真で、菅公聖蹟二十五拝の第22番。御朱印の有無は不明。

菅原道真が大宰権帥に左遷されて赴任の途中(おそらく昌泰4年(901年))、袖の港に上陸した時、住民たちが綱で敷物を作り出迎えたと言われている。

その後、その場所に社殿が建ち、綱輪天神(つなわてんじん)と呼ばれた。現在、社名は綱敷天満宮となり、社殿所在地の町名は綱場(つなば)となっている。

綱場の地名は、戦国期の日明貿易資料に「綱庭」と見え、綱は宋(960年-1279年)の時代に「船団」を意味したことから、貿易や船に由来する地名と考えられている。

現存しないが、元禄の頃、国学者松下見林(1673年-1703年)が綱敷の神影(菅公画像)を寄進したことがあるという。

同名の神社に、福岡県築上郡築上町のものや、神戸市須磨区のものなどがある。福岡県下であれば、築上町のものの方が認知度が高いか。

【ご利益】
所願成就、学問・学業成就、海上安全
綱敷天満宮(福岡市) - 綱庭と書かれ、綱場にある、かつては綱輪天神と呼ばれた神社
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