須磨の浦で航海を中断した際、網の大綱で円座を作り休んだ地
[住所]兵庫県神戸市須磨区天神町2-1-11
[電話]078-734-0640

綱敷天満宮(つなしきてんまんぐう)は、兵庫県神戸市須磨区天神町にある神社。須磨の天神様。参拝すれば、御朱印を頂ける。季節になれば、梅の名所としても知られる。

御祭神は菅原道真で、菅公聖蹟二十五拝の第14番。

道真が九州太宰府に左遷された際、須磨の浦で波が高くなり航海を中断。その時、漁師たちが網の大綱で円座を作り、休んだことにちなんで創建されたのが当宮。

創建は道真没後(903年)から70年ほどを経た天元2年(979年)と伝わる。

境内には5歳の菅原道真公の銅像があり、願いをかなえる「なすの腰かけ」、菅公母子像 、当宮縁起を再現した綱敷の円座、回して願う「思うつぼ」、サーフボードを持つ道真の波乗り祈願像などがある。

明治期には「北海道」名付けの親である松浦武四郎が宝鏡を奉納。武四郎が定めた二十五霊社が現在言われている菅公聖蹟二十五拝の源流になったようだ。

綱敷天満宮と須磨寺を結ぶ国道2号沿いの道が「智慧の道」と呼ばれている。須磨寺は「いろは」を発案した弘法大師ゆかり。双方とも学問・智慧に関わる。

この「智慧の道」を通ると智慧を授かったり、学業成就のご利益があると言われ、8月には「智慧の盆」という盆踊りが開催される。

【ご利益】
所願成就、学問・学業成就(公式HP
綱敷天満宮(神戸市) - 須磨の浦で航海を中断した際、網の大綱で円座を作り休んだ地
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