往古からの「本郷真光寺の天神」、サ・ク・ラ・サ・ク桜木天神
[住所]東京都文京区本郷4-3-1
[電話]03-3811-8535

櫻木神社(文京区)(さくらぎじんじゃ、桜木神社)は、東京都文京区本郷にある神社。御祭神は菅原道真。櫻木天神(桜木天神)とも。東京の天神さま32社の一社。

参拝すれば、御朱印を頂ける。桜・サクラ、サ・ク・ラ・サ・クを推しており、桜色のオリジナルの御朱印帳がある。ただし、神職などが不在の場合もあるようなので、事前に電話などで確認した方が無難。

後土御門天皇の文明年間(1469年-1487年)、太田道灌が江戸築城の際、菅原道真の神霊を京都北野の祠(北野天満宮か)より同城内に勧請したもの。

徳川の世になり、二代将軍徳川秀忠の時代に湯島の台坂上である旧櫻の馬場の地に神祠を建立して遷座、その近傍の守護神と位置付けた。

東山天皇の元禄3年(1690年)、五代将軍徳川綱吉が同所に湯島聖堂を中心とする昌平坂学問所を設立するにあたり、翌年(1691年)、現在地である本郷の富元山真光寺境内に遷座して現在に至る。

社号は、御祭神である菅原道真が太宰権帥として九州に赴く際、自ら桜の木を刻み、形見としたといわれる御像を御神体として祀るためとも言われる。また、最初の遷座地である櫻の馬場の地名によるものとも。

真光寺に位置したことから、江戸期は「本郷真光寺の天神」などとも呼ばれ親しまれた。桜木天神として、江戸二十五天神の一社であろう。江戸期から明治期にかけての書籍である下記に記載され、江戸においてよく知られた天神の一社であった。

『武陽菅原詣』収録の天神
東都二十五天神(『卯花園漫録』)
府内天神(『江戸拾葉』)
菅祠二十五社(『霊神仏之記』)
御内府及び御内府近辺二十五天神(『天満宮御伝記略』)
東京天満宮二十五社(『菅原大神千年大祭図会』)

『菅神御一代文章』の東都七天神には含まれていないが、その付記に「本郷」と見える。

例大祭は9月第4土・日曜日。

【ご利益】
厄祓い、合格祈願、交通安全、家内安全、商売繁盛、社運隆昌など(公式HP
櫻木神社(文京区) - 往古からの「本郷真光寺の天神」、サ・ク・ラ・サ・ク桜木天神
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櫻木神社(文京区)の御朱印