【日刊】日本の城
名称:今帰仁城(なきじんぐすく)
別称:-

史跡:国の史跡
国宝:-
重文:-

住所:沖縄県国頭郡今帰仁村今泊5101
電話:0980-56-4400
日本100名城:第98番
  - スタンプ:今帰仁村グスク交流センター

今帰仁城(なきじんぐすく)は、北山国(今の沖縄県今帰仁村)にあった日本の城である。築城年は13世紀頃であり、廃城年は寛文5年(1665年)である。主な築城者は湧川按司だと考えられている。

14世紀、琉球王国成立以前に存在した北山の国王・北山王の居城であった。国の史跡に指定されている。

城内からは中国や東南アジアなどの陶磁器が多く出土し、往時の繁栄をうかがわせる。

北山は尚巴志に1416年(応永23年・永楽14年。1422年(応永29年・永楽20年)説もある)に滅ぼされるが、北山が滅ぼされた後も旧北山統治の要所として引き続き使用され、北山監守が派遣された。

1609年の薩摩藩による琉球侵略の際には、その攻撃の第一目標となった。

現在も石垣などの遺構の整備が進み、今帰仁城跡として昭和47年(1972年)5月15日に国の史跡に今帰仁城跡として指定される。

門から城の中心部へと向かう階段(戦後に造られたもの)の左右にはカンヒザクラの並木があり、毎年1月末-2月始めに開花する。

本部町の八重岳などと並び、桜の名所として知られている。日本トランスオーシャン航空作成の壁掛けカレンダーの1月は最近数年間この桜景色が写真を飾っている。

城内には志慶真乙樽歌碑や山北今帰仁城監守来歴碑記などの碑もある。

世界文化遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の構成資産の一つである。
今帰仁城 北山国(沖縄県今帰仁村) - サムネイル写真
【関連サイト】
今帰仁城跡 世界遺産 公式サイト