旭川の鎮守、北海道開拓の守護神と功労者を祀る 境内社に旭川天満宮が鎮座
[住所]北海道旭川市神楽岡公園2
[電話]0166-65-3151

上川神社(かみかわじんじゃ)は、北海道旭川市神楽岡公園にある神社。近代社格では県社、現在は神社本庁の別表神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

明治26年(1893年)7月15日、上川地方の開拓守護の神と、旭川の鎮守として、現在の旭川市宮下通4丁目より7丁目に至る地に天照大神一柱を奉祀したのを創祀とする。

その後何度かの遷座を繰り返し、明治36年(1903年)1月26日、創立が許可される。明治37年(1904年)7月に大己貴命少彦名命の二柱を合祀。

明治39年(1906年)11月26日に村社となり、明治40年(1907年)6月1日に神饌幣帛料供進神社に指定された。

大正2年(1913年)11月14日、無格社の近文神社(明治39年8月27日に創立を公認された)を合祀。下記の神々を奉祀する。

豊受姫神(とようけひめのかみ)
大物主神(おおものぬしのかみ)
天乃香久山神(あめのかぐやまのかみ)
建御名方神(たけみなかたのかみ)
譽田分命(ほんだわけのみこと)
・敦実親王(あつざねしんのう、宇多天皇の第八皇子)
・鍋島直正命(なべしまなおまさのみこと、初代開拓使長官)
・黒田清隆命(くろだきよたかのみこと、第三代開拓使長官)
・永山武四郎命(ながやまたけしろうのみこと、第二代北海道庁長官)

大正4年(1915年)6月29日には郷社に、大正12年(1923年)12月18日には県社に昇格。大正13年(1924年)6月6日に現在地に移転した。その際、4年の歳月をかけ、北海道産蝦夷松材で社殿を造営。昭和11年(1936年)に106段の石段を新設した。

戦後、昭和30年(1955年)7月1日に神社本庁の別表神社に指定される。昭和41年(1966年)、太宰府天満宮から分霊を勧請、境内社として旭川天満宮(御祭神:菅原道真)を設ける。

平成4年(1992年)に上川地方の開拓に功労のあった岩村通俊命(いわむらみちとしのみこと、初代北海道庁長官)を合祀。平成5年(1993年)7月には御創祀百年祭を行い、社殿が大改修された。

例大祭は7月21日。1月7日に火鑽神事がある。

【ご利益】
厄祓い、社業繁栄、家内安全、交通安全、安産、合格・学業成就、病気平癒など(公式HP
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