大阪府
弥生時代、2世紀後半-3世紀半ばの集落跡が、大阪府寝屋川市の小路遺跡で出土したと、市教育委員会が2015年9月17日、発表しました。市教委は「北河内地域でこの時期の集落跡が確認されるのは初めてで、代表的な集落遺跡になる」としています。9月26日、現地説明会が開かれます。読売新聞が報じています

ズバリ邪馬台国と同時代。まあ、この時代、日本全国に集落があったわけで、過度に「邪馬台国」を押し出してしまうと、邪馬台国畿内説を印象付けてしまうわけで。

しかし、それでも貴重な発見です。調査によって、集落は南北300メートル、東西200メートルの範囲に広がるとのこと。

数千点にのぼる土器片が出土、その中には吉備(岡山県)や東海(愛知県)のものが各1点含まれており、読売新聞は「広域的な交流があったことをうかがわせる」としています。

もし、畿内に邪馬台国があったのであれば、広域的な交流がこのあたり周辺であったのは当たり前とも言えます。縄文の昔から、日本全土を網羅するような交流の跡も見つかっているわけで。

現地説明会は9月26日午後1-3時。京阪バス小路北町バス停から南約200メートル。駐車場はありません。お問合せは市教委文化スポーツ振興課、電話は072-824-1181、ウェブサイトはこちらから。