読み:あんこくじきょうぞう
員数:1棟
種別:建造物の部 近世以前/寺院
時代:室町中期 応永15年(1408年)
重文:1909.04.05(明治42.04.05)
国宝:1963.07.01(昭和38.07.01)
都道府県:岐阜県
所在地:高山市国府町西門前
所有者:安国寺
管理者:-
安国寺の経蔵は、内部に回転式の書架である八角形の輪蔵を設け、その心柱の応永15年(1408年)の銘文があり、建立年代が明確である。
外観は方一間の主屋に裳階をつけ入母屋造屋根をあげ、杮葺の禅宗様の堂だが、かなりの大きさを持ち、当初は外回りに低い縁が付き、内部は裳階に床が設けられていた。
外観は主屋の組物を詰組とせず、柱と束上だけに出組をあげ、軒を大疎垂木とするなど、禅宗様を簡略化しているが、木割は大きく、簡潔な構成とあいまって力強い。
内部は裳階を大疎垂木の化粧屋根裏、主屋上部を一面の鏡天井とし、中央の元版の蔵経をおさめた大形の八角輪蔵を設ける。
輪蔵は禅宗様意匠になり、周囲を吹放し、詰組の二手先組物をあげ、上部を如意頭文で飾る。輪蔵としても古く、簡潔な意匠の経蔵本体とともに高い価値をもつ。
員数:1棟
種別:建造物の部 近世以前/寺院
時代:室町中期 応永15年(1408年)
重文:1909.04.05(明治42.04.05)
国宝:1963.07.01(昭和38.07.01)
都道府県:岐阜県
所在地:高山市国府町西門前
所有者:安国寺
管理者:-
安国寺の経蔵は、内部に回転式の書架である八角形の輪蔵を設け、その心柱の応永15年(1408年)の銘文があり、建立年代が明確である。
外観は方一間の主屋に裳階をつけ入母屋造屋根をあげ、杮葺の禅宗様の堂だが、かなりの大きさを持ち、当初は外回りに低い縁が付き、内部は裳階に床が設けられていた。
外観は主屋の組物を詰組とせず、柱と束上だけに出組をあげ、軒を大疎垂木とするなど、禅宗様を簡略化しているが、木割は大きく、簡潔な構成とあいまって力強い。
内部は裳階を大疎垂木の化粧屋根裏、主屋上部を一面の鏡天井とし、中央の元版の蔵経をおさめた大形の八角輪蔵を設ける。
輪蔵は禅宗様意匠になり、周囲を吹放し、詰組の二手先組物をあげ、上部を如意頭文で飾る。輪蔵としても古く、簡潔な意匠の経蔵本体とともに高い価値をもつ。
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