諏訪神社（すわじんじゃ）は、千葉県香取市佐原にある神社。近代社格では郷社。御祭神は建御名方神で、佐原の大祭（祇園祭）で知られる。参拝すれば、御朱印を頂ける。

天慶の乱（939年）で伊予国の藤原純友を討った功績により下総大須賀荘（現 成田市伊能）領主に任ぜられた大神惟季は、領内の守護として信濃国諏訪大社を勧請したという。

ただし、惟季の生没年は1026年-1094年であり、100年ほど時代が合わない。領主に任じられたのは惟季の祖父かあるいは祖先か。しかし、惟季自身やその父、おそらく一族は雅楽家（音楽家）であり、武による功績は合わない部分はある。

ともかく、その後、天正年間（1573年-1593年）に領内の農民を率い佐原新宿を開発するに際して守神として当地に勧請した。現在の社殿は嘉永6年（1853年）に造営されたもの。

当社例祭である神幸祭は10月第2土曜日を中日とする3日間で行われる。新宿秋祭りとも。関東三大祭りの一つである佐原の大祭だ。

佐原の大祭は、当社の新宿秋祭りと、香取市佐原にある八坂神社の7月に行われる本宿祇園祭の総称で、「佐原の山車行事」として、国の重要無形民俗文化財に指定されている。

【ご利益】
国土安寧、医薬、産業開拓、知徳、進学の神（公式HP）

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