読み:さんぶつじおくのいん(なげいれどう)
員数:1棟
種別:建造物の部 近世以前/神社
時代:平安後期 平安後期年(1086-1184年)
重文:1904.02.18(明治37.02.18)
国宝:1952.03.29(昭和27.03.29)
都道府県:鳥取県
所在地:東伯郡三朝町大字三徳
所有者:三仏寺
管理者:-
三仏寺の奥院は、山の断崖の窪みに建造された平安時代の懸造り木製堂で、三仏寺の開祖とされる役小角が蔵王権現などを祀った仏堂を法力で山に投げ入れたという言い伝えから「投入堂」と呼ばれる。平安密教建築の数少ない遺構。
玄武岩層と凝灰岩層の切れ目にある岩陰を利用して、柱で床を支える懸造り(山などの斜面に建てられる半高床式の造り)で建設されている。
構造は、懸造平入りで、正面二間、側面一間の母屋に高欄付きの縁を鍵の手状に巡らせている。
母屋の屋根は桧皮葺き流れ造りで脇に落ち屋根のひさしが付く。西側には、一間四方切り妻屋根の愛染堂が付属している。投入堂内部には7体の蔵王権現立像が安置されていた。
大正3-4年(1914-1915年)に解体修理が行なわれ、平成15年-18年(2003-2006年)にも保存修理が行なわれた。その結果、往時は少なくとも赤と白の顔料で彩られていたことが判明している。
投入堂への一般の入山は禁止されている。三仏寺裏手にある登山道を辿って近くまで行くことは可能だが、「世界一危険な国宝」と称されるほど危険であり、死亡事故も多発している。
「世界一危険な国宝」を逆手にとって、「六根清浄と六感治癒の地 ~日本一危ない国宝鑑賞と世界屈指のラドン泉~」として日本遺産に認定されている。
年代の古さやアクロバティックな立地から、京都の清水寺本堂と並ぶ懸造り建築の双璧と評され、世界遺産登録に向けた動きもある。
【関連記事】
・日本遺産「六根清浄と六感治癒の地 ~日本一危ない国宝鑑賞と世界屈指のラドン泉~」
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種別:建造物の部 近世以前/神社
時代:平安後期 平安後期年(1086-1184年)
重文:1904.02.18(明治37.02.18)
国宝:1952.03.29(昭和27.03.29)
都道府県:鳥取県
所在地:東伯郡三朝町大字三徳
所有者:三仏寺
管理者:-
三仏寺の奥院は、山の断崖の窪みに建造された平安時代の懸造り木製堂で、三仏寺の開祖とされる役小角が蔵王権現などを祀った仏堂を法力で山に投げ入れたという言い伝えから「投入堂」と呼ばれる。平安密教建築の数少ない遺構。
玄武岩層と凝灰岩層の切れ目にある岩陰を利用して、柱で床を支える懸造り(山などの斜面に建てられる半高床式の造り)で建設されている。
構造は、懸造平入りで、正面二間、側面一間の母屋に高欄付きの縁を鍵の手状に巡らせている。
母屋の屋根は桧皮葺き流れ造りで脇に落ち屋根のひさしが付く。西側には、一間四方切り妻屋根の愛染堂が付属している。投入堂内部には7体の蔵王権現立像が安置されていた。
大正3-4年(1914-1915年)に解体修理が行なわれ、平成15年-18年(2003-2006年)にも保存修理が行なわれた。その結果、往時は少なくとも赤と白の顔料で彩られていたことが判明している。
投入堂への一般の入山は禁止されている。三仏寺裏手にある登山道を辿って近くまで行くことは可能だが、「世界一危険な国宝」と称されるほど危険であり、死亡事故も多発している。
「世界一危険な国宝」を逆手にとって、「六根清浄と六感治癒の地 ~日本一危ない国宝鑑賞と世界屈指のラドン泉~」として日本遺産に認定されている。
年代の古さやアクロバティックな立地から、京都の清水寺本堂と並ぶ懸造り建築の双璧と評され、世界遺産登録に向けた動きもある。
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