読み:すみよしたいしゃほんでん
員数:4棟
種別:建造物の部 近世以前/神社
時代:江戸後期 文化7年(1810年)
重文:1902.04.17(明治35.04.17)
国宝:1953.11.14(昭和28.11.14)
都道府県:大阪府
所在地:大阪市住吉区住吉二丁目
所有者:住吉大社
管理者:-
住吉大社の本殿は、四棟すべて海(大阪湾)に向かって西面し、西から第三殿、第二殿、第一殿の順に縦に並び、第三殿の南に並列して第四殿が建つ。
本殿は切妻造、妻入で、屋根には置千木と5本の四角堅魚木があり、内部は前後二室からなる独特の平面をもつ。この形式を住吉造といい、四棟すべて同形式同規模でつくられる。
柱はすべて丸柱で礎石上に立ち、正面および前後二室の中間に大きな板扉を開き、他は板壁である。破風と垂木は直線、軒は一軒、妻飾は豕扠首で、このあたりは古くからの素朴な形式をよくとどめている。
また床が比較的低く張られ、周囲に縁をめぐらさないことも、古式を残すものとみてよい。丹と白と黒を中心に彩られ、黄金の金具により、さらに鮮やかな色彩美を作り出している。
本殿に接するように、瑞垣と玉垣が二重に取りまいている。瑞垣は縦板を貫にすきまなく打ちつけて本殿の下半をかくしており、玉垣はその外に頭部を丸くした角柱を立て、貫で連結する。この瑞垣、玉垣も古い形式を保つものである。
この本殿は、平安時代初期以来20年ごとに式年遷宮が行われていたが、途中、戦乱による空白期があり、17世紀始めに再興された。今の本殿は文化7年(1810年)の造替時のものである。
【関連記事】
・住吉大社 - 神功皇后帰還後に創建された住吉の総本社、「日本三大住吉」の一社
・社殿が国宝に指定されている神社 - 日本広しといえどもわずかに27社しかない超レア神社
員数:4棟
種別:建造物の部 近世以前/神社
時代:江戸後期 文化7年(1810年)
重文:1902.04.17(明治35.04.17)
国宝:1953.11.14(昭和28.11.14)
都道府県:大阪府
所在地:大阪市住吉区住吉二丁目
所有者:住吉大社
管理者:-
住吉大社の本殿は、四棟すべて海(大阪湾)に向かって西面し、西から第三殿、第二殿、第一殿の順に縦に並び、第三殿の南に並列して第四殿が建つ。
本殿は切妻造、妻入で、屋根には置千木と5本の四角堅魚木があり、内部は前後二室からなる独特の平面をもつ。この形式を住吉造といい、四棟すべて同形式同規模でつくられる。
柱はすべて丸柱で礎石上に立ち、正面および前後二室の中間に大きな板扉を開き、他は板壁である。破風と垂木は直線、軒は一軒、妻飾は豕扠首で、このあたりは古くからの素朴な形式をよくとどめている。
また床が比較的低く張られ、周囲に縁をめぐらさないことも、古式を残すものとみてよい。丹と白と黒を中心に彩られ、黄金の金具により、さらに鮮やかな色彩美を作り出している。
本殿に接するように、瑞垣と玉垣が二重に取りまいている。瑞垣は縦板を貫にすきまなく打ちつけて本殿の下半をかくしており、玉垣はその外に頭部を丸くした角柱を立て、貫で連結する。この瑞垣、玉垣も古い形式を保つものである。
この本殿は、平安時代初期以来20年ごとに式年遷宮が行われていたが、途中、戦乱による空白期があり、17世紀始めに再興された。今の本殿は文化7年(1810年)の造替時のものである。
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