旧竹田村、日田祇園の一社、911年に郷に勧請された若八幡
若宮神社(大分県日田市若宮町3-78)
[住所]大分県日田市若宮町3-78
[電話]0973-24-1304

若宮神社(わかみやじんじゃ)は、大分県日田市若宮町にある神社。旧竹田村。竹田若八幡宮、若八幡宮、竹田若宮神社などとも。御朱印の有無は不明。御祭神は第16代仁徳天皇

平安時代の延喜11年(911年)に郡司大蔵氏が日田郡を五郷三庄に割ち、郷に若八幡、庄に老松天満社を勧請したが、当社は刃連郷(ゆきいごう)に勧請された一社であると伝えられている。

もとは田島村にあったが、慶長5年(1600年)に田島村より竹田村の現社地に遷座。扁額の文字は「若八幡」、紋は梅と左三つ巴。巴紋は八幡宮の紋とされることが多い。流造りの本殿。

当社では、川原町出切りに鎮座していた祇園社(素盞嗚尊稲田姫命)の社殿が頽廃したため、慶長年間(1596年-1615年)に合祀。

その後、文化9年(1812年)に元の地に本宮を営み奉祭するも、明治33年(1900年)に再び合祀した。同じ明治の頃、菅原神罔象女命火産霊命を合祀した。

7月20日過ぎの土・日曜日には、同市の隈に鎮座する八坂神社と、豆田町に鎮座する八坂神社との三社で、国の重要無形民俗文化財に指定されている「日田祇園の曳山行事」を行っている。

山鉾の奉納は寛文5年(1665年)に始められたもので、現在の曳山行事は、隈八坂との間を巡行している。

【ご利益】
厄祓い、家内円満、良縁、学問成就、火防
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