安田のシヌグ(あだのしぬぐ)
種別1:民俗芸能
種別2:その他
公開日:旧暦7月最初の亥の日から2日間
指定日:1978.05.22(昭和53.05.22)
都道府県:沖縄県
所在地:国頭郡国頭村安田

シヌグは沖繩本島の北部とその周辺離島一帯に伝承されている祭りで、祓いや山の神・海の神信仰に沖繩らしさを見せ、そこで演じられる舞踊の手に沖繩舞踊の原形がみとめられるなど芸能史的評価が高い。

シヌグの語義についてはそこでの舞踊と関係があるらしいが今のところ詳らかにされていない。当安田部落のものはその代表である。

旧暦7月最初の亥の日から2日間行われる。祭り当日の正午すぎ、部落の男達が近くの山へ登り、つる草や木の葉で頭飾りなどをし、やがて太鼓を打ちつつ下山し、部落で出迎えた女性達を木の枝で打ち祓うなどする。

その後浜へ向かい、そこで山と海を拝み、海に入って身につけた一切を捨てる。

夕方から夜にかけ神アサギの庭で「田の草取り」「ヤーハリコー」という船の進水式を模しての豊穣予祝の演技、「ウシデーク」という婦人達による円陣舞踊が夜遅くまで続けられる。

保護団体名:安田古文化財保存会
重要無形民俗文化財「安田のシヌグ」 - 祓いや山の神・海の神信仰に沖繩らしさ見せる
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