縄文期の男性器を模した1メートル級石棒の祭器など、糸魚川市で「ぬなかわ」展 - 新潟市
北陸新幹線や国道バイパス建設などに伴う遺跡発掘調査で見つかった出土品を集めた企画展が、糸魚川市一の宮の糸魚川歴史民俗資料館で開催中です。題して、「掘り起されたぬなかわ」。『古事記』のヒロイン・ヌナカワを彷彿させるタイトルで目を引きます。

10月4日(日)まで、糸魚川歴史民俗資料館2階で開催されています。参観は9:00から16:30まで、入場料は大人300円。主な展示品は以下の通り。

・世界最古の翡翠の使用例(石槌)/大角地遺跡
・県内最長の石棒/六反田南遺跡
・ヒスイ製勾玉の製作工程資料/南押上遺跡・笛吹田遺跡
・古代のおにぎり?/館野遺跡
・中国産の磁器類と金属製品/山岸遺跡

このうち、六反田南遺跡で検出した石棒ですが、新潟日報によれば、縄文時代のもので、何と男性器(男根)を模した祭器の一種とされ、長さ約1メートル、県内最大級というものです。

この地方でも、縄文時代から、確実な生殖器崇拝の遺物が発掘されると、『古事記』の白眉の一つ、オオクニヌシとヌナカワのラブロマンスが現実味をもって改めて迫って来るようです。

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