諸鈍芝居(しょどんしばや)
種別1:民俗芸能
種別2:渡来芸・舞台芸
公開日:旧暦8月15日
指定日:1976.05.04(昭和51.05.04)
都道府県:鹿児島県
所在地:大島郡瀬戸内町諸鈍、大鈍神社

大島郡瀬戸内町諸鈍の十五夜祭(旧暦8月15日)に行われる地狂言(村芝居・村踊)の一種で、近世の小歌踊などの影響も受け入れ、さらに当地風に整備した芸態は、地方的特色も顕著である。

平家の落人、平資盛が土地の人を招いて演じたものが始まりとされる。

まず、演者一同海でみそぎをしたあと、大鈍神社境内の踊場ヘナンバンの振りで練り込み、楽屋入をする。やがて拍子木を合図に長者大主が登場し、祝言を述べ次の上演曲目を紹介する。

曲目には、「三番叟」「此処は節」「兼好節」「獅子舞」「蛇おどり(人形芝居)」など十余曲がある。踊、狂言、人形などの芸能構成やその芸態には古歌舞伎を思わせる。

保護団体名:諸鈍芝居保存会
重要無形民俗文化財「諸鈍芝居」 - 古歌舞伎思わせる、平家の落人、平資盛が伝えたとも
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