病気平癒・学業成就「首から上の大神様」、平将門の首が神矢で射落とされた場所
[住所]岐阜県大垣市荒尾町1283-1
[電話]0584-91-3700

御首神社(みくびじんじゃ)は、岐阜県大垣市荒尾町にある神社。近代社格では村社。御祭神は平将門公の御神霊。相殿には、南宮神社(金山彦命)、西宮神社(蛭子命)が祀られている。参拝すれば、「御首大神」などと大書された御朱印を頂ける。

伝承によれば、今から約1000年前、桓武天皇第六代皇胤平将門は、時の朝廷の政策に憤りを覚え乱(承平天慶の乱)を起こした。しかし藤原秀郷・平貞盛等に鎮められ、平将門は捕えられ、首を討たれた。その首は京都に送られ、さらし首となったが、故郷恋しさのあまり獄門を抜け出し関東へ戻ろうと飛び立った。

この異変を知り、美濃国の南宮大社では、平将門の首が関東に戻ることにより再び乱の起こることを恐れ祈願したところ、神社に座す隼人神が矢をつがへ、東に飛びゆく平将門の首を射落とした。

その時、隼人神の射た神矢が飛んでいった道筋を矢の通った道であるとして、現在の大垣市矢道町がある。

この首が落ちた荒尾の地に平将門を神として崇め祀ることによって、再びその首が関東に戻らぬようその怒りを鎮め霊を慰めるために創建されたと言われる。

このような謂れから、古来より首から上の病気平癒に御利益があるとされ、近年においては、「首から上の大神様」として、頭=頭脳となり、学業成就・合格祈願などにもご利益があるといわれている。

当社の絵馬堂には、絵馬ではなく、首上に関する、帽子などが奉納されていることが多い。翌年の二月節分に執り行われる「浄火祭」で、奉納者の心願成就祈願の後、忌み火で焚き上げされる。

平成23年(2011年)12月に、大垣市景観遺産(歴史文化遺産)に指定された。

境内社には、鍬山神社(豊受大神)、神明神社(天照大神)、末廣稲荷神社(宇迦之御魂神)がある。

例大祭は4月2日。前日夕方には、氏子区域の子供有志による「打ち囃子」(横笛 太鼓 拍子木)が披露され、当日は特設舞台で多様な演芸等が披露される。境内では露店が所狭しと並び終日大勢の人で賑わう。

正月三が日の初詣においては参拝客の長蛇の列ができることでも知られている。

なお、東京都千代田区大手町には平将門の首塚がある。

【ご利益】
病気平癒祈願、健康祈願、勉学向上祈願、試験合格祈願など(公式HP
御首神社 - 病気平癒・学業成就「首から上の大神様」、平将門の首が神矢で射落とされた場所
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