「全国唯一 難関突破の御守護」、安宅の関を抱く、創建1200年強の古社
安宅住吉神社(石川県小松市安宅町タ−17)
[住所]石川県小松市安宅町タ−17
[電話]0761-22-8896

安宅住吉神社(あたかすみよしじんじゃ)は、石川県小松市安宅町にある神社。境内に安宅の関址があり、能「安宅」、歌舞伎「勧進帳」にも取り上げられた伝承を推している。

梯川河口の南岸に位置し、北側には砂浜と日本海が広がる。参拝すれば、御朱印を頂ける。「安宅」「勧進帳」をあしらった御朱印帳や絵馬がある。境内には与謝野晶子・与謝野鉄幹の歌碑、塩田紅果句碑、森山啓文学碑など、多くの文学史跡が残る。

主祭神は住吉三神(底筒男命<ソコツツノヲノカミ>・中筒男命<ナカツツノヲノカミ>・表筒男命<ウハツツノヲノカミ>)、相殿神として別雷神、少彦名命(スクナビコナ)を祀る。

かつては安宅住吉大明神・二宮住吉大明神・住吉宮とも。天応2年(782年)創建。当初は琴佩山に鎮座していたが、天暦2年(948年)に鷹降山、天正5年(1577年)に小倉野へと遷座を重ね、現在の二堂山に落ち着いたのは天保4年(1647年)。

海陸ともに北陸道の要所でもあり、永く旅人の崇敬を集めた。

奥州平泉へと逃れる途中の源義経と武蔵坊弁慶が当地にて関守の富樫泰家に疑われながらも難を逃れたとの伝承から、殊に難関突破に霊験あらたかとされる。「全国唯一 人生の難所、難関突破の御守護」と謳われる。

拝殿すぐ前の稲荷社前に、勧進帳を読み上げる弁慶像が置かれている。拝殿脇を降りていくと安宅の関址の碑があり、更に浜手へ下ると弁慶・義経・富樫3人の像がある。近くの勧進帳ものがたり館で休憩できる。

境内の松林は全国白砂青松百選の一つ。境内社として、稲荷社の他、金比羅社、関ノ宮がある。例大祭は9月7日-9日、安宅まつりとも呼ばれる。

正月三が日の初詣は多くの参拝客で賑わう。

【ご利益】
難関突破、人生に於ける道先案内の神、開運厄除、交通安全、縁結び(公式HP
安宅住吉神社 - 「全国唯一 難関突破の御守護」、安宅の関を抱く、創建1200年強の古社
【関連記事】
神社の創建年代 - 神代から、神武・神功・継体、そして昭和期まで、主な神社を順に並べた
[日本全国]初詣で人気の神社、その人出は? 参拝者数ランキング | 石川県 | 住吉三神
石川県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、石川県に鎮座している神社の一覧
安宅住吉神社の御朱印