神事「鷺舞」が有名な、津和野の祇園信仰 日本遺産にも認定
[住所]島根県鹿足郡津和野町稲成丁
[電話]0856-72-1771

弥栄神社(やさかじんじゃ)は、島根県鹿足郡津和野町にある神社。近代社格では郷社。神事である鷺舞(さぎまい)が有名。

主祭神は須佐之男命正哉吾勝勝速日天忍穂耳命天穗日命の他7柱、大己貴命の他3柱を配祀する。

正長元年(1428年)、三本松城主吉見氏が祇園社(現 京都市の八坂神社)の分霊を太鼓谷山に勧請したのが初めとされる。

永享9年(1437年)、吉見弘信が社地を下元原(現在地)に遷座、三本松城の鬼門を守る社とした。吉見氏以降坂崎成正を経て亀井氏が藩政を執るようになり、廃藩に至るまで藩主の造営や寄進を受け、町民の崇敬を集めた。

創建時より「滝本祇園社」という社名であり、現在の社名に改めたのは慶応3年(1867年)のことである。

毎年6月30日は輪くぐり神事が行われる。境内には近隣住民による出店や、石見神楽奉納が行われる。この日から津和野では浴衣を着るという風習がある。

また毎年7月20日、27日には古典芸能神事である鷺舞が舞われる。「津和野弥栄神社の鷺舞」として国の重要無形民俗文化財に指定されている。

この鷺舞は、「弥栄神社の鷺舞神事」として、当社そのものとしての「弥栄神社」、町の天然記念物である「弥栄神社の大欅」ともども、日本遺産津和野今昔~百景図を歩く~」の構成文化財となっている。

なお、同名の神社が大阪府岸和田市、大分県大分市などにもある。

【ご利益】
厄払い、家内安全、病気平癒、試験合格、良縁成就、商売繁昌、開運成就など

弥栄神社(津和野町) - 神事「鷺舞」が有名な、津和野の祇園信仰 日本遺産にも認定
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