大分市中央部の松栄山の中腹に鎮座、眺望の良さでも知られる
[住所]大分県大分市牧1371
[電話]097-558-3096

大分県護国神社(大分縣護國神社、おおいたけんごこくじんじゃ)は、大分県大分市にある神社。近代社格では内務大臣指定護国神社、現在は神社本庁の別表神社全國護國神社會の一社。大分県縁故の英霊約4万4000柱を主祭神とし、殉職警察官・自衛官を相殿に祀る。参拝すれば、御朱印を頂ける。

大分市中央部の小山、松栄山の中腹に社地を構える。大分市が2006年に実施した「私が選ぶおおいた100景」のアンケートでは、当社からの大分臨海工業地帯の眺望が3位となった。

明治7年(1874年)、大分県初代県令森下景端が、佐賀の乱の戦死者15柱、台湾出兵での戦病死者3柱、明治維新の勤王の志士など5柱の英霊を合わせて祀り、翌明治8年(1875年)10月18日、慰霊顕彰のために招魂社を創建したのに始まる。

昭和14年(1939年)、招魂社の制度改正により現社号に改称し、内務大臣指定護国神社となった。昭和18年(1943年)、北側展望台付近から現在地に遷座した。

昭和20年(1945年)の終戦以降は「豊霊宮」と称していたが、日本の主権回復後の昭和27年(1952年)、元の社号に復した。

昭和41年(1966年)10月22日、大分国体に臨席した昭和天皇、皇太后が親拝、また、昭和52年(1977年)9月16日には、天皇、皇后両陛下が皇太子の時代に参拝した。

境内では、大分県関係戦没者の慰霊塔を中にして、右に元歩兵第47聯隊戦没者慰霊の「軍旗の碑」、左に大分県出身予科練戦没者慰霊の「鎮魂の碑」が建っている。言霊記念館では、特攻隊員が残した遺書や手紙を掲示するほか、写真やビデオ上映も行われている。

他に、西南の役軍人墓地、西南の役警察官墓地があるほか、銃と鍬を手に持つ隊員の像、レリーフがある満蒙開拓義勇軍碑がある。平成26年(2014年)9月には特攻勇士の像が建立された。

春季例大祭が4月9日、秋季例大祭が10月9日。みたま祭が8月13日-8月15日に斎行される。

正月三が日の初詣客が20万人以上に達する、大分県下では宇佐神宮に次ぐ、全国レベルで見ても有数の初詣客を誇る神社でもある。

【ご利益】
合格祈願、必勝祈願、武道の上達の祈願など(公式HP
大分県護国神社 - 大分市中央部の松栄山の中腹に鎮座、眺望の良さでも知られる
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