平成27年度夏季企画展「太田古墳群の調査」 - 葛城市
奈良県の葛城市歴史博物館の夏季企画展「太田古墳群の調査―発掘調査成果速報展」が、同市忍海の同館で開かれています。会期は2015年8月30日まで。

2014年10月から2015年3月にかけて実施した太田古墳群・太田遺跡の調査で、古墳4基、小竪穴式石室6基のほか、古墳時代前期の土坑、中世の溝や土坑などが検出されました。

今回は、各遺構より出土した遺物の展示を中心として「速報展」という形で発掘調査成果の公表を行うものです。

展覧会では、これまで未公開の遺構出土の遺物のうち、主なものを網羅して展示。他にも現場の写真を数多く掲載し、臨場感を高めているようです。

展示構成は下記の通り。
1.太田古墳群
2.古墳時代前期の遺構
3.中世の遺構
4.まとめと今後の課題

主な展示品は下記の通り。
・4号墳出土の六獣形鏡
・1号墳ほか出土の耳環
・各古墳、小竪穴式石室出土土器
など

8月22日(土)には、午後2時から学芸員の神庭滋氏による「太田古墳群の調査」の講演会を実施。無料だが、要申込み(歴史博物館、電話:0745-64-1414)。200名程度という。