500年続く粥と弓矢の神事、秋には出雲へ旅立つ神事も
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[住所]千葉県茂原市山崎927
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二宮神社(にのみやじんじゃ)は、千葉県茂原市にある神社。上総十二社、つまりいすみ・一宮地区の「上総十二社祭(上総はだか祭)」に参加する一社で、玉前六社の一つ。御祭神は鵜葺草葺不合尊

創建は、仁明天皇の嘉祥3年(850年)。江戸時代には、山崎村、押日村、国府関村、国府里村、味床村を、その氏子郷とし、五郷の宮と称された。

当社では、上総国一宮玉前神社(御祭神:玉依昆売命)の夫と当社祭神を紹介する。この二柱を両親とする子らの中に、初代神武天皇がいる。

ただし、上総国二宮は当社ではなく、同じ市内の本納に鎮座する橘樹神社が上総国二宮。

1月15日に市の無形民俗文化財に指定されている筒粥の儀がある。社頭において、鉄鍋で粥を1時間煮て、氏子、村吏、社人立会いの上で、筒粥を割り、筒の中に入った粥の多少により五穀の豊作・凶作を占う。

1月17日が春季祭礼で、やはり市の無形民俗文化財に指定されているお的の神事がある。午前8時、拝殿の正面15間を隔てて、お的を置き矢を3度放ち、当たった矢の行方により風、雨、旱、地震の四兆を占う。

これら二つの神事は、神事をとり行う社家が旧来の家格を遵守し、神事に用いる用具や準備など、その役割分担が厳格に受け継がれており、500年以上前から行われているとの伝承があるという。

10月13日に秋季例大祭があり、10月31日が「お立ち」。当社御祭神が出雲大社へ豊作と良縁を求め出発する神事。

境内社には伊庭居神社、稲荷神社がある。

男性アイドルグループ「嵐」(ジャニーズ事務所)のメンバー二宮和也の名前を冠する神社の一つ。嵐神社として有名なのは兵庫県神戸市の同名神社

【ご利益】
厄祓い、五穀豊穣、良縁、縁結び、家内円満、子孫繁栄など
二宮神社(茂原市) - 500年続く粥と弓矢の神事、秋には出雲へ旅立つ神事も
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上総十二社
玉﨑神社(いすみ市岬町中原)
・玉崎神社(非現存、現在は飯縄寺。いすみ市岬町和泉)
玉前神社(いすみ市岬町椎木)
玉前神社(神洗神社、長生郡一宮町綱田)
谷上神社(いすみ市岬町谷上)
玉垣神社(長生郡睦沢町下之郷)
三之宮神社(長生郡睦沢町北山田)
橘樹神社(茂原市本納)
・二宮神社(茂原市山崎)
玉前神社(長生郡一宮町一宮)
南宮神社(長生郡一宮町宮原)
鵜羽神社(長生郡睦沢町岩井)