長崎半島の西岸、江戸期に羽黒大権現を勧請して創建される
大野神社(長崎市) - 長崎半島の西岸
[住所]長崎県長崎市下大野町2232
[電話]-

大野神社(おおのじんじゃ)は、長崎県長崎市にある神社。近代社格では村社。長崎半島の西岸にあり、境内からは五島列島の方向に海がきれいに見える。境内には泉も湧いている。

寛文11年(1671年)、大野郷に真言宗太羅宝円寺の勧請によって、羽黒大権現が建立された。郷村記に再興と割註が付されており、羽黒大権現勧請以前に御堂があった可能性がある。

当時の願文には「遷宮辱師太羅山密乗院法院尊順為地頭大村左兵衛藤原長通武運長久村中安全如意吉祥」と記されている。

天保6年(1835年)、石鳥居再建、安政2年(1855年)に拝殿が氏子により再建された。明治3年(1870年)、ご神体を木鏡に改換、羽黒大権現を改め宇迦御魂命(ウカノミタマノカミ)を祀り、現社号に改称した。

当社の西方には社名の由来となったと思われる大野岳がある。

境内の由緒書き(参考)には、明治43年(1910年)5月には拝殿を、昭和16年(1941年)10月には石鳥居を建立とあるが、再建か、改修かは判然としない。

銘が光政とある鏡一面がある。柄は破損しているが、円形で、直径約13センチ。年代は寛文以前という。また、安政4年の絵馬がある。大村舎人丹治通国が奉納したもの。

他に無銘ながら直径26.5センチの鍔口がある。

例祭は毎年旧暦9月19日。

男性アイドルグループ「嵐」(ジャニーズ事務所)のリーダー大野智の名前を冠する神社の一つ。嵐神社として有名なのは滋賀県栗東市の同名神社

【ご利益】
地域の氏神。現在は食物神であり、五穀豊穣、商売繁盛、財運
大野神社(長崎市) - 長崎半島の西岸、江戸期に羽黒大権現を勧請して創建される
【関連サイト】
嵐神社 - 男性アイドルグループ「嵐」のメンバーの名前などと関連のある日本全国の神社

【関連記事】
嵐神社とは? - アイドルグループ「嵐」ファンの聖地、ライブチケット抽選祈願や神社めぐり
長崎県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、長崎県に鎮座している神社の一覧