“あらゆる縁を結ぶ社”筑前黒田家ゆかり、嵐神社の一つ
[住所]福岡県糸島市志摩桜井4227
[電話]092-327-0317

櫻井神社(さくらいじんじゃ、桜井神社)は、福岡県糸島市にある神社。寛永9年(1632年)に黒田二代藩主黒田忠之によって創建され、筑前国の信仰の拠点として、現在でも筑前の守護神として広く崇敬を集める。参拝すれば、御朱印を頂ける。

三つの神社からなり、櫻井神社は御祭神が神直日神(かむなおひのかみ)・大直日神(おおなおひのかみ)・八十枉津日神(やそまがつひのかみ)、島岡大明神(黒田忠之)、八所産土大神(やところうぶすなおおかみ、明治期における桜井各所の神社の合祀)。

主祭神である神直日神・大直日神・八十枉津日神は、イザナギが黄泉の国から戻り、禊を行った時に生じた神々であり、いずれも禊や祓い、結びに関係する。福岡市天神の警固神社では、これら三柱を警固大神として祀っている。

それと関連して、筑前二見ヶ浦を宇良宮(うらのみや)として、イザナギとイザナミを祀る。寛永6年(1629)の神宣に伴って奉斎された。

また、光寿山の山中には櫻井大神宮(桜井大神宮)がある。御祭神は、天照大御神(あまてらすおおみかみ)、豊受大御神(とようけのおおみかみ)。

寛永2年(1625年)に忠之が神明造り茅葺の社殿を造営し、伊勢の神宮(伊勢神宮)の皇大神宮(内宮)・豊受大神宮(外宮)の両宮を勧請して創祀。

内宮・外宮を一宇に合祀した本殿の千木は、向かって右が水平切りで内宮、向かって左が垂直切りで外宮を現す、当宮独自の建築様式。

当宮も伊勢神宮の遷宮に倣い、宮地を二か所に定め、20年ごとに式年遷宮を執り行っていたが、第13回目にして止まり、現在の社殿は慶応2年(1866年)のもの。

櫻井神社の本殿は、三間社流造(さんげんやしろながれづくり)で、豪華な装飾が施され、ほぼ同時期に建てられた拝殿、楼門(ろうもん)ともに「福岡県指定文化財」に指定されている。

男性アイドルグループ「嵐」(ジャニーズ事務所)の聖地としてもとらえられることがあり、いわゆる「嵐神社」の一つ。メンバーの櫻井翔にちなむ。

人気がありすぎて入手が困難とされる「嵐」のライブチケットの抽選祈願をする参拝客も多いという。

なお、櫻井翔の名前を冠する神社として有名なのは大阪府堺市の同名神社

【ご利益】
あらゆる縁を結ぶ社(公式HP)、良縁、縁結び、厄祓い、抽選祈願
糸島櫻井
【関連サイト】
嵐神社 - 男性アイドルグループ「嵐」のメンバーの名前などと関連のある日本全国の神社

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櫻井神社(糸島市)の御朱印