チャグチャグ馬コ、山車行事や流鏑馬神事で知られる盛岡の総鎮守
[住所]岩手県盛岡市八幡町13-1
[電話]019-652-5211

盛岡八幡宮(もりおかはちまんぐう)は、岩手県盛岡市にある神社。近代社格では県社、現在は神社本庁の別表神社

盛岡の総鎮守で、神事のチャグチャグ馬コ(6月)、例大祭(9月13日-16日)の山車行事や流鏑馬神事で知られる。

誉田別命(第15代応神天皇、八幡神)を主祭神とし、春日大神、白山大神を配祀する。

康平5年(1062年)、源頼義が安倍氏討伐の際に、戦勝を祈願して石清水八幡宮を勧請したのに始まると伝えられる。「鳩森八幡宮」と称し、地元の豪族の日戸氏が代々崇敬した。

文禄2年(1593年)、南部氏が盛岡城を築城した際に城内鎮守の神社として再建された。

延宝8年(1680年)、南部重信は青森より南部氏の氏神であった櫛引八幡を勧請し、鳩森八幡の御旅所のあった現在地に祀って「新八幡」「南部新八幡」と称した。

明治に入って鳩森八幡を新八幡に遷座、さらに明治22年(1889年)、市内の白山神社を合祀した。

平成14年(2002年)に正面一の鳥居が建て替えられた。旧鳥居は宝暦13年(1763年)に南部利雄(南部藩八代藩主)によって築造された歴史のあるもので、境内の別の場所に移築されている。

元々は八幡山の頂上の小祠を本殿としていたが、後にそれを囲むように本殿が建てられた。拝殿は八幡山の麓にある。

境内に岩手護国神社、笠森稲荷神社(盛岡八幡宮境内地に元々あった神社)、神明社(盛岡市神明町の名の起こりとなった神社)、梅宮(安産の神)、盛岡天神社、十二支の守り神を祀る各神社ほか、岩手県神社庁がある。

よって、境内は、護國神社ゾーン、笠森稲荷ゾーン、八幡宮ゾーンの三つに分かれている。

なお、神明社は坂上田村麻呂が当地近辺に伊勢の神宮(伊勢神宮)の皇大神宮(内宮)と豊受大神宮(外宮)を勧請した際の内宮の御分霊を祀ったもの。もとは岩手山神社にあったという。また、外宮を祀ったものが、大宮神社

日本プロサッカーリーグのJリーグのグルージャ盛岡が必勝祈願を行う神社である。

【ご利益】
農業、工業、商業、学問、衣食住など人間生活の根源の神(公式HP
盛岡八幡宮 - チャグチャグ馬コ、山車行事や流鏑馬神事で知られる盛岡の総鎮守
【関連記事】
Jリーグ必勝祈願の社 - 各チームがシーズン前に必勝祈願を行う・行っていた神社の一覧
岩手県の別表神社 | 別表神社とは? - 神社本庁に属する神社の現代版官国幣社
岩手県の旧県社 | 府県社とは? - 旧県社(縣社)・旧府社、その都道府県の中で有力な神社
岩手県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、岩手県に鎮座している神社の一覧