アマツヒコネ祀る大和の六か所の御縣神社の一つで唯一の名神大社
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[住所]奈良県橿原市四条町818
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高市御縣神社(たけちのみあがたじんじゃ、高市御県神社)は、奈良県橿原市四条町にある神社。

『延喜式神名帳』にある「高市御縣神社(大和国・高市郡)」に比定される式内社(名神大社・月次新嘗)。近代社格では無格社。

大和の六か所の御縣神社(高市、葛木十市志貴、山辺(別所 | 西井戸堂)、曽布(添:三碓歌姫)の、大和六処御県神社、あるいは大和国六御県神社)の一つで、御縣神社では唯一の名神祭にあずかる神社だった。

『古事記』に、「次天津日子根命者。凡川內國造・額田部湯坐連・茨木國造・倭田中直・山代國造・馬來田國造・道尻岐閇國造・周芳國造・倭淹知造・高市縣主・蒲生稻寸・三枝部造等之祖也」とある。

天津彦根命の子孫である高市県主が祖神を祭った神社と思われる。創建は不詳。社伝では第13代成務天皇の御世とも。

元はアマツヒコネの一座であり、後に高皇産霊神を別社に奉斎したのを、後代社頭の衰微とともに本社御祭神に混入したものであると思われている。御神体は紙幣だとされる。

江戸時代は「高県宮」と称す。近世に苔の宮・高県(こけ)の宮・高木(こうき)の宮と称する。

【ご利益】
氏神。子孫繁栄、五穀豊穣、学力向上
高市御縣神社 - アマツヒコネ祀る大和の六か所の御縣神社の一つで唯一の名神大社
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