佐陀神能(さだしんのう)
種別1:民俗芸能
種別2:神楽
公開日:毎年9月25日
指定日:1976.05.04(昭和51.05.04)
都道府県:島根県
所在地:佐太神社(八束郡鹿島町)

島根県八束郡鹿島町の佐太神社の御蓙替祭(ござがえまつり、9月25日)に演じられるもので、七座神事の舞と神能(式三番および十二段といわれるが、実際はそれ以上の曲目がある)とで構成される。

七座神事の舞は七種あり、剣、御蓙、榊などを採り物として舞う(「剣舞」「散供」「御蓙」「清目」「勧請」「八乙女」「手草」)。

神能は天正以前、同社の社家が能楽に範をとって舞わせたものと言われ(「八重垣」「大社」「日本武」「三韓」「八幡」「切目」「岩戸」などの曲目)、猿楽能の影響をみることができるなど、芸能史的に高い価値をもつものである。

2011年11月27日にユネスコ無形文化遺産に登録決定された。

保護団体名:佐陀神能保持者会
重要無形民俗文化財「佐陀神能」 - 佐太神社の御蓙替祭、ユネスコ無形文化遺産
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