【日刊】日本の城
名称:仙台城(せんだいじょう)
別称:青葉城、五城楼

史跡:国の史跡
国宝:-
重文:-

住所:宮城県仙台市青葉区川内1番地 
日本100名城:第8番
  - スタンプ:仙台城見聞館展示コーナー
仙台城(せんだいじょう)は、陸奥国(今の宮城県仙台市)にあった、江戸期には仙台藩の藩庁などにも機能した日本の城である。

築城年は1601年(慶長6年)であり、廃城年は1871年(明治4年)。主な築城者は伊達政宗で、主な改修者は伊達忠宗である。

慶長年間に伊達政宗が築造してから、廃藩置県・廃城令までの約270年に渡り伊達氏代々の居城であり、仙台藩の政庁であった。

伊達政宗が築城した仙台城は約2万坪で、全国規模の城であった。

幾度となく、地震などによる損害を受けながらも修復を繰り返し、奥羽越列藩同盟盟主として戊辰戦争を経るも、一度も戦火を見ることなく、要塞としての機能を終えて、その後は明治初期から大正にかけてその大半が失われた。

数少ない遺構であった大手門、脇櫓、巽門は旧国宝に指定されていたが、第二次世界大戦時の仙台空襲により焼失した。現在では、宮城県知事公舎正門の建築に転用された寅の門の部材が残るのみ。

旧三の丸に所在する仙台市博物館から徒歩で向かうと、三の丸の遺構とともに、山頂に築かれた巨大な石垣を目の前に、本丸に登ることが出来る。

宮城縣護國神社が鎮座する本丸からは、仙台都心と仙台平野の北部を一望することが出来る。

隅櫓北西の旧二の丸はもっとも広大であり、現在、東北大学の敷地となっている。

小室達作による伊達政宗の騎馬像が有名。

青葉山に位置することから、「青葉城」という雅称を持ち、地元では「仙台城」ではなく「青葉城」または「青葉城址」と呼ばれることのほうが多い。

仙台城本丸付近は虚空蔵堂があったことから、1351年に「虚空蔵城」と呼ばれていた。

青葉山(あおばやま)の呼称の由来は、慶長7年(1602年)に福島信夫郡信夫山(当時は青葉山)から仙台城本丸付近に移された青葉山(せいようざん)寂光寺。寺はその後に北山へと移され、明治維新に伴い廃寺となった。

「青葉山公園」として日本の歴史公園100選に、「仙台城址、貞山堀など伊達家城下町の遺産、杜の都仙台の並木道、多賀城址」として美しい日本の歴史的風土100選に、それぞれ選ばれている。

キャラクター(ゆるキャラ)は、独眼竜ねこまさむねである。関連情報はこちらのサイトに詳しい。
仙台城 陸奥国(宮城県仙台市) - サムネイル写真
【関連サイト】
仙台城址 - 仙台市