粟生のおも講と堂徒式(あおのおもこうとどうとしき)
種別1:風俗慣習
種別2:社会生活(民俗知識)
公開日:毎年旧暦1月8日
指定日:2005.02.21(平成17.02.21)
都道府県:和歌山県
所在地:有田郡清水町
粟生のおも講と堂徒式は、和歌山県有田郡清水町で毎年旧暦1月8日に行われる行事で、午前中に行われるおも講と午後に行われる堂徒式からなる。
おも講は粟生の12軒の家によって構成され、そのうちの1軒が毎年交代で宿となる。そこにおも講員と吉祥寺の住職が集まり、床の間に薬師如来、観世音菩薩、大日如来を記した掛け軸を掛け、その前で般若心経を唱え御供をいただく。
午後、おも講員と住職は吉祥寺の薬師堂に移り、そこに数え三歳の子どもたちが親に連れられてお参りし、名前を記した名帳の加持の後、名前が披露され吉祥寺住職から洒水を受ける。
その後おも講員と住職が薬師堂外陣に二列に向き合って定められた席に着き、葉付き大根、白煮大豆、酒粕、串柿がのせられた膳が配られる。
これに三歳児の親が務める雄蝶、雌蝶が決められた順に酒を注いでまわり三三九度の盃事が行われる。堂徒式の膳や諸道具作り、費用などはすべて三歳児の親たちが負担し行われる。
ムラを代表するおもだち衆で構成されるおも講が、三歳児がムラの成員になることを承認する特色ある儀礼である。
保護団体名:粟生のおも講と堂徒式保存会
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・和歌山県の重要無形民俗文化財 - 都道府県別に整理
種別1:風俗慣習
種別2:社会生活(民俗知識)
公開日:毎年旧暦1月8日
指定日:2005.02.21(平成17.02.21)
都道府県:和歌山県
所在地:有田郡清水町
粟生のおも講と堂徒式は、和歌山県有田郡清水町で毎年旧暦1月8日に行われる行事で、午前中に行われるおも講と午後に行われる堂徒式からなる。
おも講は粟生の12軒の家によって構成され、そのうちの1軒が毎年交代で宿となる。そこにおも講員と吉祥寺の住職が集まり、床の間に薬師如来、観世音菩薩、大日如来を記した掛け軸を掛け、その前で般若心経を唱え御供をいただく。
午後、おも講員と住職は吉祥寺の薬師堂に移り、そこに数え三歳の子どもたちが親に連れられてお参りし、名前を記した名帳の加持の後、名前が披露され吉祥寺住職から洒水を受ける。
その後おも講員と住職が薬師堂外陣に二列に向き合って定められた席に着き、葉付き大根、白煮大豆、酒粕、串柿がのせられた膳が配られる。
これに三歳児の親が務める雄蝶、雌蝶が決められた順に酒を注いでまわり三三九度の盃事が行われる。堂徒式の膳や諸道具作り、費用などはすべて三歳児の親たちが負担し行われる。
ムラを代表するおもだち衆で構成されるおも講が、三歳児がムラの成員になることを承認する特色ある儀礼である。
保護団体名:粟生のおも講と堂徒式保存会
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