【日刊】日本の城
名称:高知城(こうちじょう)
別称:鷹城(たかじょう)

史跡:国の史跡
国宝:-
重文:天守など15棟

住所:高知県高知市丸ノ内1丁目2−1
日本100名城:第84番
  - スタンプ:本丸御殿入口
高知城(こうちじょう)は、土佐国(今の高知県高知市)にあった、江戸期には土佐藩の藩庁などにも機能した日本の城である。

現存天守で、築城年は1603年(慶長8年)であり、廃城年は1871年(明治4年)である。天守の築造年は、1747年(延享4年)である。主な築城者は山内一豊で、主な改修者は山内豊敷である。

高知市のある高知平野のほぼ中心に位置する大高坂山(標高44.4メートル)上に築かれた、梯郭式平山城。

山の南を流れる鏡川、北の江の口川をそれぞれ外堀として利用している。

戦国時代以前には大高坂山城(おおたかさかやまじょう/おおたかさやまじょう)または大高坂城と呼ばれる城が築かれていた。

現在見られる城は、江戸時代初期に、土佐藩初代藩主・山内一豊によって着工され、二代忠義の時代に完成し、土佐藩庁が置かれた。

4層6階の天守は、一豊の前任地であった掛川城の天守を模したといわれている。一豊により河中山城(こうちやまじょう)と名付けられたが、高智山城と名を変えたのち、現在の城名となった。

本丸の建物が完全に残る唯一の城として知られている。明治6年(1873年)に発布された廃城令や、第二次大戦による空襲を逃れ、天守・御殿・追手門など15棟の建造物が現存し、国の重要文化財に指定されている。

本丸御殿大広間が現存しているのは、本城と川越城のみ。城全域は高知公園として開放されており、本丸御殿・天守は懐徳館という資料館として利用されている。

城内には山内一豊と妻・千代(見性院)、板垣退助の銅像が立つ。

日本の歴史公園100選「高知公園」に選ばれている。

キャラクター(ゆるキャラ)は、やまぴょんである。関連情報はこちらのサイトに詳しい。
高知城 土佐国(高知県高知市) - サムネイル写真
【関連サイト】
高知城 | 高知城 - 南海の名城

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