紀氏もしくは平群氏の末裔が祖・平群都久を祀った式内名神大社
平群坐紀氏神社(奈良県生駒郡平群町)
[住所]奈良県生駒郡平群町上庄字辻の宮3
[電話]0745-45-4607

平群坐紀氏神社(へぐりにますきのうじじんじゃ)は、奈良県生駒郡平群町にある神社。単に紀氏神社(きのうじじんじゃ)とも。

『延喜式神名帳』にある「平郡坐紀氏神社(大和国・平群郡)」に比定される式内社(名神大社・月次新嘗)。近代社格では村社。

現在は天照大神天児屋根命(春日神)、都久宿禰(平群都久<へぐりのつくのすくね>)、八幡大菩薩(八幡神、第15代応神天皇)を御祭神としている。

社名は「平群に鎮座する紀氏の氏神の社」の意で、紀氏もしくは平群氏の末裔である紀船守が、祖神の平群木菟宿禰(へぐりのずくのすくね)を祀ったもの。

中世には春日神を祀り「春日神社(春日大明神)」と称しており、近世には天照大神と八幡大菩薩が祀られていた。現在の祭神は、過去に祀られたことのある全ての神である(都久宿禰は平群木菟宿禰のこと)。

近世には「辻の宮」または「椿の宮」とも称された。当社は元々、現在地より2キロほど南の「椿井」にあったものと見られている。

明治6年(1873年)村社に列した。

【ご利益】
当地の氏神、五穀豊穣、厄除け、満願成就
平群坐紀氏神社 - 紀氏もしくは平群氏の末裔が祖・平群都久を祀った式内名神大社
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