下鴨神社の境内摂社、タマヨリとその両親を祀る、本社以前の祭祀とも
[住所]京都府京都市左京区下鴨泉川町 賀茂御祖神社(下鴨神社)境内
[電話]075-781-0010
三井神社(みついじんじゃ)は、京都府京都市左京区の賀茂御祖神社(下鴨神社)境内にある神社で、境内摂社の一つ。
『延喜式』巻9・10神名帳 畿内神 山城国 愛宕郡「三井神社」に比定される式内社(名神大社、月次・新嘗)の論社。賀茂御祖神社の本社本殿域のすぐ西側に鎮座する。
一説に賀茂御祖神社鎮座よりも古くから祀られていたとされる。『山城国風土記』(逸文)に下記のようにある。
当社社頭の案内では、「蓼倉里は、奈良時代から平安時代にかけて、このあたり一帯は蓼倉郷と呼ばれていました」とある。
賀茂御祖神社の東方・高野川西方の蓼倉の地(現蓼倉町付近か)にあったとされるが、その旧社地は不明。高野川の河道変動などにより、現在地に遷ったと推測されている。
なお、三身社の旧社地は旧蓼倉郷の田地字塚廻で、現下鴨塚本町とする研究がある。現在当社は中門内・左(西側)の一画を占めている。
楼門を入った境内中央に拝殿(入母屋造妻入・桁行二間梁間一間・檜皮葺)、その北側に本殿3祠(一間社流造・檜皮葺)が南面して並び、西側に末社3祠(一間社流見世棚造・檜皮葺)が東面して並ぶ。
境内末社に諏訪社、小杜社、白髭社がある。これについて、社頭案内では以下のように記されている。
なお、式内社「三井神社」の論社は他に、やはり賀茂御祖神社の境内摂社の一つである河合神社の境内末社・三井社がある。
【ご利益】
婦道の守護神として縁結び、安産、育児など
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[電話]075-781-0010
三井神社(みついじんじゃ)は、京都府京都市左京区の賀茂御祖神社(下鴨神社)境内にある神社で、境内摂社の一つ。
『延喜式』巻9・10神名帳 畿内神 山城国 愛宕郡「三井神社」に比定される式内社(名神大社、月次・新嘗)の論社。賀茂御祖神社の本社本殿域のすぐ西側に鎮座する。
一説に賀茂御祖神社鎮座よりも古くから祀られていたとされる。『山城国風土記』(逸文)に下記のようにある。
蓼倉里三身社、三身(ミミ)と称するは、賀茂建角身命・丹波の伊可古夜日女・玉依日女の三柱の神が坐す故に、三身社と号す。今、三井社(ミイ ノヤシロ)と云う御祭神は賀茂建角身命、伊賀古夜媛命(いがこやひめ)、玉依媛命。玉依媛命と、その両親という形。
当社社頭の案内では、「蓼倉里は、奈良時代から平安時代にかけて、このあたり一帯は蓼倉郷と呼ばれていました」とある。
賀茂御祖神社の東方・高野川西方の蓼倉の地(現蓼倉町付近か)にあったとされるが、その旧社地は不明。高野川の河道変動などにより、現在地に遷ったと推測されている。
なお、三身社の旧社地は旧蓼倉郷の田地字塚廻で、現下鴨塚本町とする研究がある。現在当社は中門内・左(西側)の一画を占めている。
楼門を入った境内中央に拝殿(入母屋造妻入・桁行二間梁間一間・檜皮葺)、その北側に本殿3祠(一間社流造・檜皮葺)が南面して並び、西側に末社3祠(一間社流見世棚造・檜皮葺)が東面して並ぶ。
境内末社に諏訪社、小杜社、白髭社がある。これについて、社頭案内では以下のように記されている。
平安時代の当神社社頭絵図・鴨社古図に描かれている神社です。各社の位置などは現在なお変わりません。これらの神社は糺すの森を禁足地とし、ご社殿前の斎庭の葵草と苔庭など自然のなかに祀られる、古代神社の姿を伝える貴重な神社ですこのうち、諏訪社は式内小社「須波神社」の論社。他の論社に、賀茂別雷神社(上賀茂神社)境内摂社の式内同名神社、左京区静市静原町の静原神社がある。
なお、式内社「三井神社」の論社は他に、やはり賀茂御祖神社の境内摂社の一つである河合神社の境内末社・三井社がある。
【ご利益】
婦道の守護神として縁結び、安産、育児など
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