滋賀の長浜曳山祭、岐阜の春秋二回の高山祭、京都の祇園祭の総称
日本三大山車祭とは? - 長浜曳山祭、高山祭、祇園祭の位置関係
日本三大山車祭(にほんさんだいだしまつり / にほんさんだいだしさい)は、日本の祭りの中で、山車に特徴のある規模の大きな三つの祭りの総称。滋賀県長浜市の長浜八幡宮における長浜曳山祭、岐阜県高山市の日枝神社の山王祭と八幡神社(櫻山八幡宮)の八幡祭をあわせた高山祭、京都市の八坂神社の祇園祭を指す。

いずれも国の重要無形民俗文化財に指定されており、日本の祭りを考える上で極めて重要な祭とされるものばかり。似たものに日本三大曳山祭があり、それと重複しているものもある。

長浜曳山祭 (滋賀県長浜市)

重要無形民俗文化財「長浜曳山祭の曳山行事」 - 秀吉ゆかり、日本三大山車祭の一つ
[神  社]長浜八幡宮
[開催期間]4月13-16日
[一言見所]豊臣秀吉が当時の町民に祝い事の金子を与えたのが起源
[その他 ]湖国三大祭

高山祭 (岐阜県高山市)

重要無形民俗文化財「高山祭の屋台行事」 - 日本三大山車祭、代表的な祭屋台
[神  社]日枝神社八幡神社
[開催期間]4月14-15日、10月9-10日
[一言見所]年行事により屋台の曳行が指揮され、からくり人形や囃子などが上演
[その他 ]日本三大曳山祭

祇園祭 (京都府京都市)

重要無形民俗文化財「京都祇園祭の山鉾行事」 - 1000年続く、日本を代表する祭り
[神  社]八坂神社
[開催期間]7月
[一言見所]華麗な山鉾巡行の姿は人々の憧れの的、夏祭りの元祖、日本最大規模
[その他 ]日本三大祭 - 京都三大祭 - 日本三大曳山祭 - 無形文化遺産

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