969年に鹿島神宮から勧請、精緻な彫刻の旧社殿が現存する
[住所]東京都品川区大井6-18-36
[電話]03-3775-0753

鹿嶋神社(かしまじんじゃ)は、東京都品川区にある神社。全国にある鹿島神社と区別するため、地名を取り、大井鹿嶋神社、大井鹿島神社などとも。参拝すれば、御朱印を頂ける。

社伝によると、安和2年(969年)に大井の常行寺の僧、尊栄法印が常陸国鹿島神宮より分霊を勧請したことに始まり、同時に別当として来迎院を建立したという。御祭神は武甕槌神

古来より祭礼として相撲が奉納されており、境内に土俵や見物のさじきが作られ素人相撲が行われたと伝わる。渋谷氷川神社世田谷八幡宮と共に江戸郊外三大相撲として知られていた。

現在の社殿は 昭和6年(1931年)に竣工。

旧社殿は文久2年(1862年)の造営で精巧を極めた鎌倉彫の彫刻が施されており、これを後世に伝えるため境内末社(天祖神社、金刀比羅神社、稲荷神社、三峯神社、八幡神社を合祀)として移設し、現存している。

境内には、天明5年(1785年)奉納の鳥居、狛犬、水盤、天明7年(1787年)奉納の石造随神像(いしづくりずいしんぞう)などがある。

境外に大井の水神社がある。武蔵野台地の末端に位置し湧水が豊富だった当地で、貞享2年(1685年)村民たちの手によって水神(九頭龍権現)を祀ったのが始まり。願主は桜井伊兵衛と大野忠左衛門。

明治時代までは日照りになると村人がここへ集まって雨乞いをしていた。

湧水は「柳の水」と呼ばれ、歯痛を止めるのにも利益があったという。明治時代になると御祭神は水葉乃女命(みずはのめのみこと)に変わった。

昭和50年頃(1970・80年代)まで水が湧き出ていたという。現在ではポンプで水をくみ上げている。

例祭日は10月第3日曜日と前日(賓宮)。

【ご利益】
交通安全、商売繁盛、厄除け、家内安全、合格祈願、必勝祈願など(公式HP
鹿嶋神社(品川区) - 969年に鹿島神宮から勧請、精緻な彫刻の旧社殿が現存する
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鹿嶋神社 東京都品川区大井の御朱印